平 成 2 5年 度・ 後期 「音 楽 科 特 別 講座 」
                               <東京会場>
                          
                             平成26年1月11日(土)
                            会場 品川区立立会小学校
             主催 音楽教育推進協議会 協賛:株式会社ヤマハミュージックジャパン
                    協力:品川区教育委員会・品川区立立会小学校
            
◇簡単! ボティーパーカッション・アンサンブル
        
◇ラテンパーカッション
  @ソン・マンボ・チャチャ etc キューバ系音楽楽器譜例
   ・step 1
    先ず基本の形となる「クラーベ」を把握しましょう。「クラーベ」とはアンサンブルの要となるリズムです。
     2:3ソンクラーベ  3:2ソンクラーベ  2:3ルンバクラーベ  3:2ルンバクラーベ
   
   ◆CLaves クラベス・・・木片2本のスンプルな楽器。左手に真ん中を狙える形で持ち、十字になる様叩きます
   ◆Timbales&Bells ティンパレス&ベル・・・ベースリズムを大きい太鼓(左手)で刻む為、利き手側は小さな
    太鼓になります。利き手はパイラ(胴横の金属部)もしくはマウントされたカウベルで奏でます。
   ◆Congas コンガ・・・通常小さい方をメインに叩き、利き手が移動しやすい位置(右側)に大きな方を置きます。
    一つの太鼓で色々な音色を叩き分ける為、記譜上は単純ですが奥の深い楽器です。
   ◆Bongos ボンゴ・・・ソロ楽器でピッチは極めて高い音にチューニングし、他のコントラストをとります。配置は
    コンガ同様ですが、一対になっている為、右手側が大きな方になります。奏法はコンガとほぼ同じですが、口径
    が小さいため、指を使った音(F)やP・Tの音色がコンパクトになります。
   ◆Bongo Bell  ボンゴベル・・・ハンドヘルドカウベルとも呼ばれ名の通りもって演奏するタイプのカウベルです。通
    常音譜は開口部×符はエッジ部を叩き分け、持ち手で音の長さをコントロールします。通常ボンゴ奏者が楽曲の
    高潮部に持替えて演奏します。
   ◆Guiro グィロ・・・チャチャチャを演奏する時には特に重要な楽器です。利き手に撥を、左手に楽器をキャッチ
    ボールをする際のグローブの様な形に構え、目線からは見えない位置で擦ります。
   ◆Maracas マラカス・・・楽器名の最後のSは複数形を表しており、原理は同じですがシェーカーとは異なる楽器
    です。テンポや楽曲により奏法を変えます。
                
■ ワークショップ 10 
          ラテンパーカッション
                                  授業で活き活き        
                                  八 木 成 隆                 パーカッショニスト
1、音楽室は音楽本来の楽しみ方を体験するところ
  *別紙「[共通事項]をアイテムにしてこころから音楽を楽しもう」を使って説明します。

2、[共通事項]について復習をしましょう
  *別紙[共通事項]をアイテムにしてこころから音楽を楽しもう」を使って説明します。
  *今回の学習指導要領の最も重要なポイントです。
  *[共通事項]は学ぶ対象ではなく、「アイテムとして使って、音楽を楽しむもの」という意識が大切です。

3、「花向きの矢印」の活動、「根っこ向きの矢印」の活動
  *別紙「[共通事項]をアイテムにしてこころから音楽を楽しもう」を使って説明します。

4、具体的に理解するために、器楽の事例をご覧ください。
  *3〜6年の教育芸術社の教科書教材の実践例です。

5、歌唱の学習についてお話しします。
  *「広い空の下で」を皆さんで合唱しましょう
  *「根っこ向きの矢印」の活動をして、作曲家の操作した「音楽の素」を見つけ出し、それをより鮮明に聴く人に伝
   えましょう。
  *「花向きの矢印」の活動をして、自分たちの思いをもとに「音楽の素」を操作し、再創造活動を楽しみましょう。

6、次に、音楽づくりの授業について考えましょう
  *パズルのような音楽づくり、子供たちがリズムや音を選ぶとき、そこに、リズムや音を選択する根拠となる子供
   たちの「思い」は存在するでしょうか。
  *子供たちの思いや意図とパズルのような音楽づくりをどのように結びつけるかが、私達現場の教師の腕の見せ
   所ではないでしょうか。
  *実際の教科書の教材を例に皆さんで考えましょう。
7、次に、鑑賞の学習を考えましょう。
  *ビゼー作曲「ファランドール」を教材とする鑑賞の授業の進め方を考えてみましょう。
  *問題解決的な学習スタイルを利用することも、鑑賞の学習では有効です。
8、最後に[共通事項]が複数の活動分野を組み合わせる架け橋になる例を紹介します。
  *「根っこ向きの矢印」と「花向きの矢印」の両方が含まれることを考えるとよい組合せになります。また、それぞ
   れの活動で、根っこと花の中間にある 「音楽の素」が、共通のものとなるように題材を講成すると、学習の内容
   が明確になります。
  *「トルコ行進曲」(鑑賞)と「とんび」(歌唱)を[強弱]で関連づける例を紹介します。
 
                        みんなで作る歌の授業
<今求められる歌唱の授業>
 @他教科と共に育てていく。 (指導要領や学校の研究テーマ)
 A音楽科で育てていく。
 B今求められていることを受け入れる。
<教師としての心構え>
 @歌唱の指導法を学ぶ。あらゆる分野からヒントを得る。
 A子供たちにとって,わかりやすいことばかけやしかけを工夫する。
 Bひとりひとりの可能性を信じる。そしてどんなとき、どんなことを与えるか、を考える。
 C今できること、将来できることを見据えて年間計画、授業計画をたてる。
 D教師は科学的・心情的・理論的に学び、子供たちをあらゆる側面から育てられよう努力する。

T <まず歌いましょう!>
U、<最低限のやくそくをつくりましょう> → 「人を尊重し自分を大切に」が原点
V、<合唱の基礎基本を楽しく身に付けよう>
W、<基本練習を用意しよう>
X、<学び合う姿勢を、合唱を通して育てよう。
Y、<変声した子供・音程を取れない子供への指導>
Z<歌唱の授業で気を付けること>
 ◆全体講座    
                                若 松   歓
                                                 作曲家
歌うのが得意な方もそうでない方も、若松 歓のこだわりを聞きながら一緒に楽しく唱いましょう! おなじみの毒談もあるかも!
■ ワークショップ 6
            授業づくりのヒント W             
                            ー 音楽づくり編 ー 
                               後 藤  洋                       作曲家

[曲目]
・シンプル・プラン    (最近ではすっかり若松研修会オープニング定番曲となりました)
・友だちだから      (躍動感が大事!)
・See You Again  (最初は耳で覚えて!)
・永遠のキャンバス  (大空のキャンバスに描けるように大きく唱いましょう!)


■ ワークショップ 7
           リコーダー
                               教科書教材          
                              山 田 洋 一          名古屋音楽大学非常勤講師
■ ワークショップ 5
            授業づくりのヒンと
                        ー 体の動きをつかった授業の実際 ー        

                              高 倉 弘 光              筑波大学附属小学校 教諭
◇課題  1 すてきな一歩  (長井理佳 作詞・長谷部匡俊 作曲)  同声二部
       2 野空海  のぞみ  (吉岡ひとみ 作詞・作曲  松井孝夫 編曲)  同声二部
       3 巣立ちの歌  (村野四郎 作詞・岩河三郎 作曲)  同声二部
       4 桜の下で  (若松 歓 作詞・作曲)  同声ニ部
                           後 援
                                 文部科学省
東京都/神奈川県/千葉県/栃木県/群馬県/山梨県/長野県/埼玉県/茨城県/新潟県 各県教育委員会
                          横浜市/川崎市/千葉市 各教育委員会
 東京都小学校音楽教育研究会/神奈川県小学校音楽教育研究会/埼玉県音楽教育連盟/千葉県教育研究会音楽
 教育部会/栃木県小学校教育研究会音楽部会/群馬県音楽教育協会/茨城県教育研究会音楽教育部会/山梨県
 小中学校音楽教育研究会/長野県音楽教育学会/新潟県音楽教育研究会/横浜市小学校音楽教育研究会/川崎
 市立小学校音楽教育研究会/東京都中学校音楽教育研究会

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◆平成26年度 前期「音楽科特別講座 東京会場」予告
   ・期日:平成26年8月18日(月)・19日(火)
   ・会場:18日(月)品川区立立会小学校  19日(火)品川区総合区民会館「きゅりあん」大ホール
       *概要は4月中旬頃に「ジジの音楽教育情報」でもお知らせいます。

                       ひとつの音でも音楽になる − 音楽づくりの種
◇本ワークショップの目的
 1、音楽づくりの学習の具体的・効果的な指導について考察します。
 2、児童・生徒の興味、理解度、習熟度、問題点、また指導目標に応じた適正な教材を教具自身に創作する方法に
   ついて考察し、実践します。
 3、歌唱にくらべて不十分になりがちな器楽の活動の意味を見直し、本来「表現」の領域で互いに関連づけて取り扱
   われるべき器楽と創作を結びつけた指導について、その可能性を探ります。
 4、音楽づくりの学習における評価の留意点について考察します。
◇考えてみよう
 表現には(とりわけ音楽づくりには)「お手本」と「ルール(規則/枠)」が必要です。すなわち、@模倣すべきお手本の
 準備とAルールづくりが音楽づくりの指導の第一歩なのです。そこで、まず、お手本の真似をしてみましょう。そし
 て、ルールづくりのために「(音楽)が成立するのに必要な要素」を考察し、それらを限定してみましよう。
   ・使う音を限定する   ・小節数を限定する   ・リズムを限定する     など(ほかには?)
◇実践してみよう:リコーダーを使って音楽をつくろう!
 例1:先生が吹くリズムの真似をしよう(模倣)
 例2:先生が吹くリズムと違うリズムで吹こう(模倣を踏まえての即興)
 例3:アルト・リコーダーのミの音(ソプラノの場合はシの音)だけを使って、譜例の中の空白の小節を埋めて
    見ましょう(模倣、構成)
 例4:ミとレの音だけを使って、譜例の中の空白の小節を自由に埋め、元気な旋律をつくってみよう(構成、曲想、イメ
    ージ)
■ ワークショップ 8   
                              教育機器と教科書教材
                                 
                                 加 藤 幸 平           音楽教育推進協議会 理事
1、呼吸や発声にかかわる指導のポイント
2、歌詞や音楽の特徴から思いをもった歌い方の工夫
3、金管楽器を活用した合唱奏の工夫
4、お互いの声を聴き合ってハーモニーを作る
5、高学年の変声期の扱い
6、ちょっと合唱指揮法
■ ワークショップ 4
        授業づくりのヒント W   
                     「共通事項」をアイテムにして音楽を楽しもう! 
                              熱 田 庫 康      さいたま市初任者教員指導 非常勤講師
     児童が楽しい そして教師も楽しむ 鑑賞指導
1、「音楽鑑賞」と「音楽鑑賞指導」
2、音楽を通して音楽の聴き方を学ぶ
3、指導計画作成にあたっての留意点
    @指導のねらいの焦点化
    A楽曲選択
    B音源選択  
        まず、教師が音源(映像)選択を楽しもう
4、指導の実際例
■ ワークショップ 1
              
授業づくりのヒント
                       ー 
歌唱編 T 
                             真 鍋 な な 子       町田市立鶴川第ニ小学校 主任教諭


ワークショップ 2
           
 授業づくりのヒント
                       ー 
歌唱編 U 
                              高 橋 保 則       大田区立東調布第三小学校 主任教諭
 
                     < 講 座 内 容 >

   ■ 全体講座 「若松 勘 作品を唱おう!!」
                 若松  歓 (作曲家)

   ■ ワークショップ           
                        
1 0 講座
○子どもたちに与えるリコーダー選びのポイント
    ・運指で選ぶ?    ・音色で選ぶ
○3年生で学ぶこと(基本が大事)
  キーワードをきめよう(子どもに投げかける言葉を選ぼう)
    ・楽器の持ち方  ・息のコントロールのヒント
    ・タンギング指導のポイント  ・運指は手さぐりで
  楽器の取り扱いと手入れ
  低音の出し方
    ・タンギングや息の使い分け
○4年生で学ぶこと
  ・美しい高音を出すためのサミングの秘密
  ・タンギングや息の使い分け
○5・6年生で学ぶこと
  ・美しいフレーズを演奏するポイント
  ・派生音の運指
  ・アンサンブルのバランス
○簡単なアンサンブルに挑戦しよう
  ・いろいろな楽器を体験しよう
もうすぐ新学期、3年生になる子どもたちにとってリコ−ダーとの出会いの時期です。はじめてリコーダーを手にした時のワクワク感。はじめて音を出しした時の喜び。この楽しさを継続させるには最初が肝心!実技を通して指導法の研究をしましょう。
1、心と体をひらきましょう!
  ・音楽に合わせて動きましょう  
  ・初対面の人とも仲良くなれるワーク

2、体を使った音楽あそび、いろいろ
  ・あそび歌   ほか
3、体を使った音楽づくり
  ・[共通事項]を意識した音楽づくり

4、「体の動き」を鑑賞学習に生かそう!
  ・ボールを使って「白鳥」を動いてみましょう!
◇教科書教材を上手に料理して、楽しく学習効果を高める工夫を実践します。低学年から中・高学年への系統性・発展性を確認しながら楽しく学びます。
◇手を動かす前に
  指揮者の仕事って何? 指揮者の役割は?
  指揮者の勉強、下調べについて
  2拍子や4拍子などの図形を描くことから、次の一歩へ
  子どもの能力を引き出す、指揮の工夫とは?
  
  指揮台に上がったときの心得、 3か条
    指揮者は 音を 「つくる」 「うごかす」 「きく」
  どのように音楽をつくり、動かしていくか(指揮者の仕事)
    3つの大きな仕事 「流れ」 「緊張と弛緩」「頂点と重心」
  アウフタクトの3原則
  演奏表現、指導に困ったら
  指揮者が演奏者に与える、3つの「気」とは?
  指揮者の要らないもの&要るもの

○さあ手を動かそう!
  予備運動の注意
  指揮のいろいろな技について
  立体的に空間を使って指揮してみよう
  左手の使い方いろいろ
  癖のなおし方を伝授?!
  かっこいい指揮の仕方って?
  姿勢、構え方について
  フェルマーターについて
  その他皆さんの質問にお答えします。

学生指揮者のためのワンポイントレッスン・・・・
などなど、目からウロコの指揮ポイントばかりを、伝授します。
        
■ ワークショップ 9 
          指揮法              子どもの表現を引き出す指揮の工夫         
                                 田 久 保 裕 一                  指揮者
○「機器」ってなあに?

○「遊ぶ」を考える

○「学ぶ」を考える

○使いすぎの「危機」

○「波に乗る」独りで? みんなで?
ワークショップ 3
            授業づくりのヒント
                             ー 鑑賞編 ー 
                              橋 本  研             青梅市立第三小学校 教諭