音  楽  物  語
  
  一  つ  の  花
<音楽物語>は、オペレッタや音楽劇のように、劇を中心とした活動とは違い、国語科で味わった文学作品を、朗読や群読、歌や楽器演奏、簡単な身体表現等を通して”総合的に表現する”目的で構成されています。このおうな活動を通して、作品の”話し手”が作者から子ども自身に移り、すべての子度も立ちが、おのずと主人公になることができるのも<音楽物語>の特徴です。
また、心の中に物語の情景や場面の様子を描きやすいため、生活体験をもとにそれぞれのイメージを思い、願いなどをふくらませ、交差させながら工夫し合うことで、思いがけない表現力が引き出されることさえあります。
音楽は、時間の流れを取り込んだ芸術であるといわれています。
朗読と音楽の組み合わせから生まれる<音楽物語>の豊かな時間の中で、子どもの歓声がより豊かにはぐくかれ、ふだんの学校生活の中での友達の”つぶやき”に耳を傾け、思いに共感できる子どもに育ってくれることを併せて願っています。                    戎 博志 
 



定価1260円

教育芸術社

 
音楽物語
     
一 つ の 花

       原作/今西祐行
   脚本・作詞/戎 博志
       作曲/平島 勉


 ・音楽物語について・・・・3
  ・「一つの花」について・・・・4
  ・演奏のポイント・・・4
  ・上演のアイディア・・・・・・5

  ・脚本・・・・・・6


    ・一つだけ         10
    ・高い高い         11
    ・おじぎり 一つだけ・・・・14
    ・一つの花         16
    ・花のトンネル       20