2007年4月20日(金)
        ジジの音楽武者修行
     
      スクールーオーケストラと そのヴァリエーション
                   
      チョット休憩
                 〜 農村の中の粋なビヤホール〜  
 
                                               
NO 89

お洒落な人々・・・・・・・・・

千葉東金有料道路を走り、松尾横芝lCを出る。九十九里浜の蓮沼海岸方面に走ること10分位。左側に太平小学校がある。学校を目前に急なカーブを左に曲がる。すると、水田が一面に広がっている。遠くに目をやると、海に浮かぶ小島を思わせる幾つかの集落が点々とある。田植え準備中の田んぼを眺めながら直進すると集落にたどり着く。この集落の入り口に目的地がある。
煙突と瓦屋根の工場。日本を代表するドッシリとした門構えが豪農の館を感じさせる「寒菊」の造り酒屋。

少し広めの駐車場に見事なオートバイが止まっていたのでパチリ・・・。

ビヤハウスに入る。ハウスの左側はビール,時酒コーナーなどのショールーム。右奥にはガラス越しにドデカイビール樽(ステンレス製)。正面には一段高い台にドラムセット。大型スピーカー2個にアンプ。そしてピアノ。ステージの真ん中に「名作地酒 寒菊」と書いた大型暖簾が下がっている。席数は50位でしょうか。

すでに先客は10数名。立派な白い口髭に濃紺の皮ジャンに濃紺に金色の刺繍のお洒落な帽子・・・(この方が駐車場のオートバイの持ち主でした)。白髪や薄い黒髪、そして黄金の頭々・・・のオールドヤングマン6人衆が目に入る。
一見何気ない服装であるが、カラフルでコーディネートもバッチリでとてもお洒落である。少しのお酒でゆったリと会話を楽しむ雰囲気がとても素敵で絵になる光景である。

ビールの飲み比べセットを注文。ペールエール・バイツェン・ピルスナーの3銘柄。飲み比べの結果再度注文したのが、下面発酵タイプの代表的ビール・淡い黄金色・すっきりした喉越しのピルスナー。つまみは川海老を揚げたのと生ハム。

いよいよ、”寒菊ライブ”のはじまり。オーシャンバンド?とか。メンバーは団塊の世代と思われるお歳と見たが・・・。衣装は上下黒に統一しキマッテいる。
リーダーが遠慮がちに”チューニングが大事ですからね・・・”と言いながら入念に音合わせをする。素人バンドらしい雰囲気が妙に気に入った。

テンテケテンテン テンテケテンテン  テケテケテケテケ〜〜♪。
テルスター・アパッチ・ブルドッグツイスト・・・・・。いきなり、ベンチャーズのプログラムである。

ジジの高校から大学時代にタイムスリップした状態。当時はサイモン&ガーファンクル・キャロルーキングそれにベンチャーズ・・・・の全盛時代?。ツイストやエレキギターの”テケテケ・・・といったグリッサンド的奏法?などがとてもかっこよく、懐かしい・・・!!。メロディーもよく憶えている。
ドラマーは汗をかきながら演奏している。リードギターは余り表情を変えず淡々と演奏するが,時折、微妙なアクションと共に、ニコッと微笑むところが魅力的・・・(自己陶酔の一端を見た感じ)・・・・。それを見た聴き手もついほくそえんでしまう・・・・。

ノリノリの演奏。とても上手い演奏にビックリ・・・。気が付いて周囲を見渡すと満席状態ではないか・・・。団塊の世代か、それを少し過ぎた人々が殆ど。足でリズムを刻み、あるいは、身体を軽く揺らしながら・・・・。中にはジート固まって聴き入っている人もいた・・・・・・。ドラム、エレキギター・・・など決して静かな方ではないが、ライブ全体はとても静かな雰囲気で、演奏者も聴衆もそれぞれの世界を心静かに満喫している様子であった。

プログラムも終盤。”アンコールされても演奏できる曲がありませんから・・・・”に会場からは笑い声が聞こえた。

お店の方に聞いてまたまたビックリ。素人バンドとは大変失礼な話し。バンド名”オーシャンバンド”として各地で活躍しておられるとのこと。納得納得・・・・。

今、、「もっと人生を楽しむ」ための第ニの人生「セカンドライフ」団塊世代アーティストセレクションのCDに人気が高いとか。このことも益々、納得するところ・・・・。

それにしても、寒菊ライブを含めてビアホール全体がゆったりと時間が流れていくこの空間がとても気に入っている。
今回は特に、随分得した気分のジジでした。

                  
 ▲トップヘ
                               ■バックへ