2007年9月23日(日)
        ジジの音楽武者修行
     
      スクールーオーケストラと そのヴァリエーション
              
      ひと夏を振り返って〜
                      苦悩をつきぬけ歓喜に至れ                       
  
                                       NO 103

暑さ寒さも彼岸まで・・・。酷暑の影響もあってか、ヒガンバナの咲き具合も例年より遅れているようです。それにしてもこの暑さはいつまで続くのでしょうか・・・!!。

今年も夏の熱い戦いが随所に繰り広げられた。NHK全国学校音楽コンクールからはじまり、吹奏楽コンクール、こども音楽コンクールと軒並み回ることにした。それは、ステージで素晴らしい演奏をしている彼らと先生がつくり上げる感動のハーモニーを体感できるからである。その姿から昔のジジを重ね、胸に熱いものをいつも感じる。この”ジ〜ン”とくる想いを持ち続けることができることがジジのエネルギーのバロメーターでもある。

ここまでにたどりつくには様々なドラマがあったことは容易に想像できる。部員の気持がなかなか高まっていかない・・・。技能面での悩みから、人選のこと・・・。なかなか集中力が持続しない・・・。曲も仕上がりの段階にきているのに、”もう少しなのだが・・・・・”と焦りも加わり練習が空回りをしたことも度々・・・。

練習したくても、子どもも先生も大忙しの日々・・・!!。全員揃って練習できるのは朝錬の20分程度の僅かな時間のみ、放課後は塾などで集まりもよくないし・・・。一方、練習に行きたくても生徒指導や会議等でなかなか思うように時間の確保ができなくて、結構厳しいですよ・・・と、先生方の嘆きの声でも聞こえてきそうな今日・・・・・。

この日もすでに、幕張メッセ・イベントホール周辺でも熱戦がくり広げられていた。駐車場は観光バスや楽器運搬用の車等ですでに満杯。
位置の確認から、衣装のチェックしているもの。集合して先輩方?から激励をうけているもの。慌ただしく本番に向かうもの・・・・。カラフルな衣装も楽しい。
随所から”ハイ  ハイ!!”と歯切れのよい声が行き交う。この緊張感がとても心地良い。

プログラムに目を転じると常連のチームが多い。中でも上位チームについては当然話題も集中する。そればかりか、”あのチーム・・・!!めきめき力をつけてきたネ・・・”とも聞く。 ”ヘ・・・あの先生 学校を異動したんだ・・・な〜るほど・・それにしても凄いネ・・・!!”。下馬評を含め、とかくいろいろな話が飛び交うのは常である。

正面の入り口が開き、ステージに入場する。”・・・がんばれ・・・”と声もかかる。いっぱいの笑顔で懸命に演奏する。ポイントを確実に決めていく。会場は息を凝らして注目する。時折、失敗すると声無き声も感じる。緊張の連続である。退場も素早い。
それにしても演奏はもちろん表現力のレベルが年々とても高くなってきたことには驚いている。

歯切れ良く爽やかな”ハイ”の返事からはじまり、演奏等を含め退場にいたる小気味良い態度がとても清々しく、また感動をたくさんもらった。

歓声をあげているチーム。結果出せずに、涙している彼らに先輩や先生方から”ヨクヤッタ・・・!!”と励まされているチーム。中には”・・・エ・・どうして・・・”等々とサプライズもある。今日も、青春の貴重なドラマがたくさんあった。

ジジは自論として、”例え結果に結びつかなかったとしても、努力すればしただけ、生涯において価値ある経験として自分を支えてくれ、生きる力となることは間違いないと・・・。

        ジジの座右の銘 ”苦悩をつきぬけ 歓喜にいたれ”                  

                         
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幕張メッセでのコンクール風景