2007年10月16日(火)
        ジジの音楽武者修行
     
      スクールーオーケストラと そのヴァリエーション
      
              NHKホールの思い出〜
             NHK全国学校音楽コンクール全国コンクールから                                  
                  
                                              
NO 106

NHK全国学校音楽コンクール全国コンクールに今年も行った。もちろん全国レベルの合唱を聴くことへの期待は当然だが、ここに通うもう一つの理由がある。
それは、第6回アマチュア音楽祭(1977年11月23日・(財)日本国民音楽振興財団)に出演した時の会場がこのNHKホール(1972年完成)である。

初めてみるキャパ約3800名の大ホールにビックリ。ステージから眺める3階に及ぶ客席の奥行きの深さ、天井の高さから横幅の広さ、更にビックリしたのはパイプオルガンの大きさなど・・・。大学のベートーベンホールのパイプオルガンもここまで真近かにみたことは無かった。

”あれ・・・?”反響板が無いではないか・・・” ”これって有り・・??” 驚きと不安!!??・・。
左右は外して演奏した経験はあるが・・。後ろも無い。天井にも無い・・・。飾り用のカーテンみたいなものが、後ろと両サイドに数本垂らされているだけ。天井は超高く、スッポリ空いている。ただ、照明機材などが無数に吊るしてある。このステージで演奏するということは、まるで野ッ原で演奏するのと同じじゃないか・・・!!。

”リハーサルお願いしま〜す・・・”。ステージの下手でオーケストラメンバー約90名全員が乗る移動式ステージ(ひな壇3段込み)に乗せられた。このでかいステージが数名のスタッフが軽々と押してステージセンターに移動。

”練習してくださ〜い・・・”。
「未完成交響曲」の冒頭チェロとコントラバスのメロディーが蚊の鳴くような音ではないか・・・。その後の弦の刻みはガサゴソガサゴソ・・・・。オーボエとクラリネットのメロディーは甘味で素敵な演奏ができるはずなのに・・・コレッテ何ごと・・!!。Tuttiでも薄い響きにしか聴こえないである。”どうしよう・・と不安が増す一方。
中断し客席で聴いている仲間を呼んだ。”鳴ってんの???。”すると、”大丈夫 よく響いていますよ・・Okです!!”とのこと。”本当・・・???”。疑いながら指揮を変わってもらい、ジジの耳で確かめた。

不思議なことに”結構 イイジャン!!”。リハーサル後、関係者に聞いたところ・・。”マイクでミキシングして会場に流しているから全然心配いりません・・・”とのこと。
そう言われて気が付いたが、やたらとマイクが立っている。管楽器はパートに1本といって具合。”な〜るほど”納得納得。
不安気な生徒達にもそのことを知られた。”心配しなくていい・・・。普段通りに思いっきりに演奏しよう・・。NHKの技術家さんがカバーしてくれるから・・・。
本番もどうにかOK。参加賞のトロフィーをいただいて帰ってきた・・・・・。そんな思い出があるNHKホール。
そのことを思い出しながら今回も2階席の左手奥で聴いた。ステージからは遠い席だが、天井の大きなスピーカーを眺めながら昔を懐かしく思い出したところである。

その時のトロフィーは現在、ジジ宅のピアノの上で大事に飾ってある。
 
                  
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散歩していると、どこからともなく良い匂いが流れてくる。花は小さくて目立たないが、花が終わって散ると、金色の雪が降り積もったようできれいなキンモクセイ。
車を1時間も走らせると九州(球磨郡)の田舎を感じさせる風景がたくさんある。休耕田も多くなった。土手には秋風に吹かれながら頑張って咲いているコスモス(秋桜)。周囲の緑と桃色や白のコントラストがとても素敵でした。
近くの境内の大銀杏のギンナンも落ち始めました。次第に秋の深まりを感じる今日この頃です。