2008年1月12日(土)
        ジジの音楽武者修行
     
      スクールーオーケストラと そのヴァリエーション
                 
      
     〜 レベルの高さに"超 "ビックリした
              千葉県管弦打楽器コンペチィションから〜            

                                              
NO 117

久しぶりに神楽坂に行った。いつも東西線を利用しているが、今回は乗り換え無しでカッタン コットンのリズムと適度な揺れで心地よくついついウトウトと眠ってしまう総武線飯田橋で下車。
スッキリした気分で、音楽之友社まで歩くことにした。

牛込見附門跡から急な上り坂。坂の途中左側に小さな水車がある蕎麦屋とチョッとした小物店でかわいい鬼やお相撲さんの人形を見つけてパチリ。この辺は、見番・芸者新道・わらがな横丁・・・・これを散策するのも楽しみの一つ。

坂を登りきって少し下ったところが毘沙門天(善国字)。お正月とは違い数人の参拝人。待つことなくジジもまず”わが身の健康安全”を筆頭に・・・・・100円でいっぱい御願いした(御願いさせる方も100円では割りに合わないことだろうと思うが・・・。でも、ジジ的には奮発した気持ち・・・)。お参りした後、一方的に”ヨーシ これで今年も大丈夫・・・”と気持ちも新たに坂を下ったところで和服姿に出会いパチリ・・・・。
江戸時代は坂でなく殆ど階段とか。都心でありながら不思議と生活感があるこの街がとても気に入っているのである。

第7回千葉県管弦打楽器コンペチィションから

縁があってこのコンペチィションの「2008千葉県管楽器ソロコンペチィション」を聴く機会があった。千葉県7ブロックで予選通過した代表で、中学生から一般まで。フルート、オーボエ、エスクラリネット、クラリネット、アルトサクソフォン、トランペット、ホルンの19名。
一言で”目から鱗・・目が点・・・ウッソ・・信じられない・・・・!!”の連続。審査も中学生から一般は全く配慮しないで、一律に独奏者の演奏そのもので評価するとのこと。この審査条件を承知しながら予選から大勢の希望者があることを伺い”超 超 超ビックリ状態。”
次々に演奏が始まった。さすが演奏家(あえて家にした)は聴き応えのある名演奏ばかり。
 
一時、”年の差なんて・・・・”ってと流行ったことがあったが・・・。
年の差は有っても、楽器の特性の違いはあるがソリストの全員が動じることなく堂々と演奏している。
技術・表現ともに殆ど差が無い見事な演奏ばかり。もの凄いテクニックと溢れる表現の豊かさ・・・。審査員のご苦労が伺われるところ。

ジジ的には
 ・「フルートとオーケストラのための協奏曲第一楽章」(尾高尚忠作曲・尾高惇忠編曲)高校生
 ・アルトサキソフォーンによる「ファンタジー」(ドゥメルスマン作曲)中学生 
 ・トランペット協奏曲(アルチュアン作曲)高校生
は特に素晴らしく感じたが・・・。

合奏中心の経験者としては、驚きの極みである。
ほんの一例だが(これはアンサンブルの部)・・。現実にジジが係わっているオーケストラのメンバーが「中学校アンサンブルの部」で演奏を聴いてこれまた驚いたことだが・・・。

1年生を加えての弦楽十重奏。”普段あそこまで懸命に演奏していたっけ・・・?”と思うくらの全員素晴らしいアンサンブルである。更に感動したのは、合奏では全く目立たない2年生が協奏曲「四季」より 冬 第一楽章や、協奏曲「調和の霊感」第8番イ短調より第一楽章(共にヴィヴァルディ作曲)のソロを聴いて”エッ・・!!声が出ない。あのテクニックの凄さは一体何んなの・・・??”。
といった見事な演奏である。

確かに、ジジが若かりし頃、合奏のみに夢中状態。その時、石黒一朗先生(故千葉大学名誉教授)から”アンサンブルをやると、合奏もよくなるよ・・・”とご指導いただいたことがあった。そのころは、”そうかもしれないが・・・・合奏でも手がいっぱいなのにその他に・・・・やれるわけが無い・・・・!!”と勝手に決め付けていた。でも、重奏の部に参加するようになってからメキメキ合奏もよくなってきた。そんなことを思い出し、楽しみ、感動しながら聴き入ってしまいました。

それにしても、一昔二昔の・・・・にとっては、今の子ども達の演奏技術や表現力の高さには改めて驚かされた日であった。と同時に彼らの無限の可能性の素晴らしさも痛感した。
もちろん、その影には各先生の指導や力添えがいかに大きいかは百も承知のジジです。
お蔭様で素敵な一年のスタートにふさわしい子ども達との出会いができました。
                                     ありがとうございました。
                      
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