2008年11月20日(木)
        ジジの音楽武者修行
     
      スクールーオーケストラと そのヴァリエーション
                 
             
 小さな兆しを、見逃さない体制つくりを!!
                  〜こども理解を核として〜

                                       
 NO 146

リモコン枕にコタツの上でイビキをかいて爆睡中のジジ君。我が家のコタツの温度設定はジジ君中心。でも、ここのところ余りの寒さに温度を上げた結果が写真の姿。この場所はエアコンの温風が当たる絶好ポイント。紅葉の季節も終わりなのでしょうかネ・・・・。今年は恒例の日塩ラインに行けなかったのがチョット心残りなジジです。

今年は紅葉を見る機会には余り恵まれなかったが、先生方と一緒に勉強する機会はたくさんあった。授業や研究提案等を通して頑張っている先生方にたくさん出会ったことは何よりもうれしい。

ある中学校の実践。”わが校の自慢は合唱!!”。全校体制でしっかり根付いている学校。ア・カペラでもドンドン歌う。合唱委員会活動が授業にも効果的に機能している姿などを、ビデオで見せられると・・・・”へ〜  スゴイ〜 どうしたらそうなるのですか・・??などの感動や質問が飛び交った協議会。
一方、”私の学校では授業が成立しないのです・・・!!”どうしたらいいのでしょう・・・” と苦しい心境を切々を語たる先生。その声にうなずいている姿も・・・・。

ジジも同じ想いをしたことを思い出した。
強烈な教師指導型でバンバンやっていた1985年ごろの話。生徒指導面で全国的に荒れた頃。

転勤して2〜3年はジジ流でもごく順調。歌で口が開いていない生徒には”指3本立てに入れろ・・・!”。 腹式呼吸と称して、壁に立たせお腹を押しながら”息を入れて・・・吐いて・・・”などと。迫力ある合唱を生徒も先生方も楽しんだ。

ところが、3年生が少しづつおかしくなってなってきたのに気づいた。その波は急激に悪い方に動き出した。全職員がこれはマズイと気がついた時は”時すでに遅し・・・!!”。自転車で廊下は走るし、消火器はまき散らす。火災報知機は鳴りっぱなし・・。剣道の竹刀を片手に、自転車のチェンを振り回しながら教室をはいかいする始末。シンナーやアルコールは珍しくない。
ジジの授業でも後ろの席で騒ぐ。話をし一瞬は静かになるが・・・・・・。指導がまったく通らない。やる気を失う時も・・・。でも、諦めずに頑張ったが・・・空しい日々が続く・・・!!。

ある時、暴れグループ・リーダーとその仲間達と先生方との話し合いをすることになった。
その時の彼らの言い分。”先生方は汚ネ〜ヨ  先生によって言うことが違うじゃないか・・・!!” ”注意する先生と見て見ないふりする先生がいる・・・!!。 ”今までは良いと言っていたのに、急に駄目!!。それも有無を言わせないで・・・”。 ”俺達の不満は誰が聞いてくれるんだ・・・”。

怒号の中で・・・涙して訴える生徒もいた・・・。その時、初めて知らされた生徒の”心”!!。
先生方も反省した・・・・。先生方も泣いた。
それからは、全校体制で極力生徒の気持ちを大切にし生徒理解と共通行動に努めた。でも、一度壊れた関係を修復することの難しさも痛感した。
これは昔の話。

”授業が成立しない・・・!!”この傾向はますます低年齢化しているとも報道等で耳にする。先生方の苦労は並々ならぬものがあることと思うが・・・・。

振り返るとき、
一人一人の先生の”絶対に…子はつくるまい!!”という強い信念が何よりも大切。しかしながら・・・個人の情熱にも限界があるところ。
何事も突然起きることはまず無いはず!!。何らかの兆し(前兆)が必ずある。その兆しを俊敏に捕らる。その兆しを全校体制で共有し具体的な共通行動へと結びつけるのがポイント・・・。ことなどを学んだことを思い出すジジです。
                        (またまた、余計なことでしたね・・・・スミマセン)


                   
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