2009年11月17(火)
        ジジの音楽武者修行

           
          〜自戒と期待〜
                素晴らしい仲間との勉強会に参加して

                        
            
       NO 189

桧原村から風張峠を越え奥多摩湖へ向かう途中のナイスビュウー。

今年も勉強会に参加させていただいた。 先生方の自主的な研修意欲によって運営されている会。小学校は学級担任が多い。中学校も生徒指導上の悩みを含め日々のご苦労話しを聞き、"・・・そうなんだ”と率直な意見交換も活発に行われる。ジジも体験(”荒れた学校”昭和58年前後・生徒指導主任時代)から共感することも多い。現場の様々な悩みを共有し、一緒に考えられる素晴らしい会である。

今回は11本のレポートを2日間にわたって協議した。提案資料作成は、個人研究から市全体で取り組んだ共同研究。あるいは、2年前からのグループ実践から、長期研究生として研究報告など多岐にわたっている。

主な内容は
・小規模校(全校児童数76名)を積極的に生かし学習形態を工夫したことで一人一人が生き生きと歌うようになった。
・昔から地域に根ざしている伝統文化を最発見・・!!。ゲストティチャーを招きながら小中連携で取り組み、子ども達がドンドン地域に溶け込んでいった報告。
・「音楽づくり」は特に関心が高いところ。模索をしながら研究文献や先行実践等を参考にしながら様々な取り組みが報告された。
・中学校では歌唱活動を中心に生き生きと表現できる姿を目指し、3年生卒業時には日本歌曲独唱会を開催するにまで至った報告。・・・・など

教育基本法が70年ぶりに改定され、音楽科への期待と責任が一層高まっている今日。現場では、試行錯誤しながら必死に頑張っている先生には敬服する。

一方、たとえば歌声では、”もっと大きな口を開けて・・・大きな声・・・頑張って・・・”と叱咤激励?の気持ちは分からなくもないが・・・!!。反面、正直”チョットマッテヨ・・・!!”と言いたくもなる。チョッとした知識があれば、子どもの声帯と音域と教材との関係は容易に分かる事。題材についても基本認識が理解されていでば・・・・・とか。時数が縮減している中、”学習指導要領ではそこまで・・・って言ってないよ・・・!!”等と感じることが多々ある。(チョッ言い過ぎでごめんなさい・・・)。

音楽科の特性から他教科にはない、難しさがあることも事実。”生涯を通して音楽を愛好する心情・・・・”とか 音楽科の学力”について問われている現実。「経験と感と感情」で教壇に立ってきた自分自身に反省することも多い。と共に、今回も素晴らしい先生方からたくさんのパワーをいただいたことに感謝の気持ちで一杯である。
                   


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