2010年09月06日(月)
        ジジの音楽武者修行

     
         
  
〜相原美音先生追悼演奏会〜
                   薄れる記憶とスコアのこと
                                       
NO 228

前回から、更につづく・・・

悩みは更に続く・・・。スコアのことである。
後期高齢者に今更・・・!!と、とても困った。当時はポケットスコアでことたりていたのが、今では細かくて楽譜が読めない。困り果てて、田久保裕一(指揮者)君に急遽電話し、”ラージスコア見せてもらえないか・・・・”と。快諾してくれ”CDも何枚かありますから・・・”とのこと。

指揮者(特にプロ)にとって、スコアを見せてもらえないか・・。にはマル秘の書き込みがたくさんある。それを田久保君の好意に甘えるわけにはいかない・・・。電話で御礼をいいながら、書き込み等に触れると・・・”気にしないでください・・・どうぞ使ってください・・・”と。しかし、”そうもいかないので・・・もし、彼の好意に甘えるとすると”・・・このことをオケのメンバーに話すよ・・・”と話した。すると”・・・話さなくていいですよ・・・先生と僕との秘密にしておけば・・・これって結構カッコイイじゃないですか・・・・”と笑顔で返ってきた。

32年ぶりに見るスコア。CDから冒頭のC、Ees,A・・・fzで・・・・。出だしの7小節まで聴いただけで冷や汗がタラり〜・。次々に流れるメロディーのうち、時々思い出すところもがるが・・・。全曲通してなど全く記憶が薄い。遥か昔のこと・・・といった状態。ことの重大さを感じたのが初練習の2日前。このことにもっと早く気が付くべきだったと後悔しても、時すでに遅し・・・。胃がキリキリ痛む・・・・。

”それでは、使わせてもらうよ”と礼をいって、貴重なスコアを抱え、大判のタオルとペットボトルをもって心細い心境で初錬にむかったが・・・。更に続く・・・・
         
          The London Classical Players
                   ROGER  NORRINGTON
                     〜CD〜

                
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