2025年11月10日(月)
部活動の地域移行
現状と課題
NO646
◇習志野市中学校管楽器講座練習風景(会場:習志野高等学校音楽ホール)

・学校五日制実施と共に、発足したこの講座は今年で23年の歴史を持つ。”音楽のまち習志野”の象徴の一つとして音楽専科・音楽部活動顧問が行政の支援をうけながらオール習志野で取り組んでいる講座。
◇国の動向と現状
・世は20数年前、日本人労働時間は諸外国に比べて、”働き過ぎ”!、の命の元、学校五日制が実施された。近年は「教員の働き方改革」により、部活動が制限され始めた。そして現在は、教員の成りて不足の要因の一つにあげられているのが部活動。部活動が大きな負担であり、超時間労働に繋がっているとし、積極的に地域移行が勧められている。が、、?
◇現状
・小学校のクラブ活動は地域移行の話題以前に、敏感?に反応してか、ミニバス、サッカーは早々に姿を消した。運動系は地域クラブという受け皿があるので良しとしても・・・?。音楽系は、頑張っている先生の学校だけが何とか頑張っている活動を続けている状況。顕著な例が、千葉県のNコン小学校の部は以前は予選2日開催で関東大会2校出場だったのが、ここ1~2年は予選無しで、本選!、といった具合。吹奏楽についても、以前ほどの勢いは余り感じられない。
・中学校は国の方針にそって愛知県が先行実施したが、子どもの意識や実態になじまないこと。また、指導者の不足や指導者側の課題等もあり結果的には部活動は皆無に等しいと耳にする。千葉県でも吹奏楽部門では全国に知られていた市をはじめ、有名校を有する近隣のいくつかの町も次第に時代の波に飲まれ縮小傾向にある。地域移行も指導者の確保、練習場、募集エリアの区分け等々・・・。難題山積!。市町村の方針も有り、部活動は次第に不活発になって行くであろう。
・子ども達側からすると、自分のやりたいこと、興味があることを仲間や先輩と切磋琢磨して伸ばしていた日常から、他校で、知らいない友達と、しらない指導者のもとで活動を続けるのは結構ハードルは高いことは容易に分かる。”だったらやめちゃおう・・・!”が自然の成り行き。
◇?
・先日、九州のある市独自の取り組みとして、従来の部活動の在り方を工夫し、報奨費等も配慮しながら存続していくという記事があった。
・国の地域移行には、指導員のなりて確保と予算をともなう事もあり、予定通り進まないことから,移行期間の延長が示された。
・一方、子供たちの部活動離れはドンドン進んでいる。これでよいのだろうか?。と、ジジは思う。
  
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