楽器をもって集合
習志野高校のお兄さん、お姉さんと一緒に
楽しい合奏をしよう

          
 「習志野市小中学校管楽器講座」報告 その7

〜いよいよ講座も仕上げ 憧れの音楽堂で〜


ジジのメッセージ
 この講座も次回は閉講式を迎えることとなりました。習志野高校吹奏楽部のお兄さんお姉さんに直接教えてもらえるという大変魅力的な内容。年々希望者は増え、今年も168名の受講生でスタートした5月。年間10回の講座を通して子ども達は何を学び、その学びが日常生活の中にどのように生かされてきているかが問われるところです。習高サウンドの原点は日常生活態度にあることがとても大きいということを感じ取ってくれているだろうか・・・・・・。次回はいよいよ閉講式。その翌日3月12日(日)は待望の”ならしの学校音楽祭”で披露演奏をします。この講座が”音楽のまち習志野”の象徴の一つとしてその役割を立派に果たしてくれることを願っているジジです。

      


黙々と練習している習高生


憧れの先輩と音楽堂
今回の会場は習志野高校音楽堂(年間2回は習高で実施している)。憧れの音楽堂に入れるのはとても緊張しますが、楽しみにしているところ。昇降口ではお姉さん達が出迎えてくれていました。”・・・チャン おはよう!!”とさわやかな挨拶で靴置き場を教えてくれました。音楽堂に向う途中でも”コンニチワ・・・”という明るい声がアチコチから。各教室では緊張が張り詰めた雰囲気の中で、メトロノームを側に置いて黙々と練習に没頭している先輩たち。
音楽堂に入ってビックリ。天井がとても高く、また200名越すメンバーも余裕で入る広い室内。”この部屋から習高サウンドがつくられるんだ・・・・”としばらく見とれていた受講生の姿。
お姉さんから”この音楽堂に入れるのは習高生でも吹奏楽部員だけ・・・。ここはとても神聖な場所です。今日も大きな声で挨拶してしっかり勉強しましょう・・・・。”と一言。このときの先輩はチョット怖い感じがしました。将来、この音楽堂で是非勉強したいと思っている受講生も多いと伺っている。


憧れの音楽堂です 笑顔で迎えてくれました まずは脱力から 先生方いつもご苦労様です




○フルート
 腹式呼吸
    ・立って 4拍で吸う 4拍で吐く(姿勢:足を肩幅に開く 背中をまっすぐ 目線 肩を開く 腹から吸う、吐く)
    ・しっかり腹が動いているか確認。
    ・トイレットペーパーを使って(均等に息を吐く練習)
 基礎練習
  ☆頭部管のみで
    ・頭部管を使い、お腹をつかった吹き方ができるように。
    ・タンギングせずに腹圧だけで大きな音を出す。(お腹からしっかり息を出す)
    ・息圧で音を変えられるように
    ・口に力を入れないように
  ☆音階練習
    ・Bdur  Fdur(低い音から高い音まで、同じ音色や音量でしっかり吹けるように、息のスピードの変え方)
    ・スタッカート(テンポにしっかり合わせて)
  ☆「タッチ」・「リートニア」の練習


ここの力を抜いてね 息吸って・・・ 手のところが動いている? 顎を引いてね



○クラリネット
    いろいろな拍数で腹式呼吸をした。長い拍数をやり一人一人の力を伸ばせるように練習した。やはり普段やり
    慣れていないせいか拍数分、息を吹ききれていない子もいる。今後、様々な拍数に対応できるようにしていき
    たい。
   ☆腹式呼吸
     ・寝て、起きてお腹が使えているかの確認  イメージトレーニングを加えながら
   ☆基礎練習
     ・タンギング(キラキラ星を使って) ロングトーン  スケール  リズム練習  
     ・音のスピードについて
     ・ブレスのタイミング
   ☆「タッチ」「リートニア」の練習

○サキソフォーン
   ☆柔軟 
     ・2人組みになって体ほぐし
   ☆腹式呼吸
     ・4拍 4拍、 8拍 8拍(限界まで吸って吐く)
   ☆基礎練習
     ・リードのつけ方
     ・ロングトーン   
       B♭(6拍4拍、8拍8拍)   B♭dur(8拍4拍)
       B♭スケール   スラー、テヌート、 タンギング、 リズムでいろいろなアーティキュレーションで。
       半音階  
   ☆「タッチ」「リートニア」の練習 
   


お腹を支えて ア〜 いい姿勢ですね・・ お互いの音をよく聴き合って 頭部管だけの練習です



○トランペット
   ☆柔軟
     ・体が硬ければいい音がでない!!といことで体をほぐす体操をした。
   ☆腹式呼吸
     ・返事など声だしの練習(お腹から声を出す)
   ☆基礎練習
     ・ロングトーン中心(常にフルブレス、 姿勢、 目線、息の入ってる場所を意識して)
   ☆「タッチ」の練習
     ・休符も音楽の一部(休符をしっかり感じる)
     ・高音に向ってクレッシェンドする(高いと思うとかまえて出なくなるから、見上げる意識じゃなく、見下ろす
      感じで)
     ・リップスラーはスムーズに
     ・スラーの有無の区別  強弱 特にpの意識
    「リートニア」
     ・自分のパートが伴奏か伴奏でないかをしっかりわかるように
     ・108のアウフタクトからは、気持ちを込めて歌う。
○ホルン
   ☆腹式呼吸
     ・まずは立って、4拍4拍で吸って吐いての繰り返しの練習。やはり体にとても力が入っているので、一度体を
      リラックスさせるために床に仰向けに寝た。自然とリラックスした状態になる。立っているときよりたくさん吸う
      ことができる。寝て腹式呼吸をやった時の感覚を忘れずに立ってできるように。
   ☆基礎練習
     ・耳を鍛えるための「1本」練習法。基準となる人を決め、その人の音を聴き、その他のメンバーがその音の
      音色・音量・音程などを合わせて「1本」の音(透明)に聴こえるようにしていく方法。何度か繰り返していくうち
      にクリアな音になっていく。
○トロンボーン
  
 ☆腹式呼吸
    ☆基礎練習
      ・B♭dur  Cdur  Fdurのロングトーン(4拍吹いて2拍休んで)
      ・リップスラー
      ・楽器の高さを意識して。
      ・息のスピード スタッカート アクセントなどのポイント
    ☆「タッチ」「リートニア」の練習
○ユーフォニューム
  ☆腹式呼吸
  ☆基礎練習  
    ・4拍4拍の息の流れと8拍4拍の腹式呼吸の練習。
    ・ロングトーンは太く大きな音で一定にのばせるように、ブレスのとり方や音ののばし方の練習。
    ・アンブシャーが少しまがっている子はなるべく少しずつ直すように。
  ☆「タッチ」「リートニア」の練習
    ・リズムをみんなで歌って、体で覚えた後に、楽器で吹くことを繰り返した。
    ・自分で吹けるようになってきたことを実感できたようで、休憩時間にしても楽しそうに吹く子が増えてきました。


そうそう いい音よ 響きを感じて・・・ 憧れの音楽堂でのレッスン  ユニゾンをきれいに・・・



○チューバ
    ☆腹式呼吸
      ・体操と腹式呼吸で体を温める。
      ・マウスピースを使って練習(マウスピースだけで拍に合わせて音を出す)
    ☆基礎練習
      ・楽器で音を出す前に、体の力を抜いて息だけを拍に合わせて吹き込む。(温かくしてたくさんの息で)
      ・自然な息の流れで音をのばす。
      ・ロングトーン(一人がオクターブ上の音を吹いて、それを4拍聞いてからもう一人がオクターブ下の音を
       4拍吹く。)
    ☆「タッチ」「リートニア」の練習
      ・アーティキュレーションの確認。
      ・ポップスの吹き方 リズムのつけ方。
パーカッション
   ☆みんな集中がないように見えた。少し強い口調で注意したら、みんなすごくよくなった。
   ☆基礎練習
      ・ドリブル  手首の運動  基礎打ち(主に 八分音符の練習) 
   ☆「タッチ」「リートニア」の練習 
   ☆皆テンションが低かったです。特に、6年生がもっと積極的に返事・態度がよくなればよいと思う。上手になって
     ほしいです。そして音楽会を成功させたいです。  


強い味方です 頼りになります 隣の教室では受験勉強中 さすが 伝統を感じます 出席ボード 部員は何人?



       おわりに
        
次回は閉講式です。一年間お世話になった3年生の習志野高校吹奏楽部のお兄さんお姉さん達は
          部活動は引退してもこの講座だけは、閉講式まで教えてくださっています。


               コンサートのご案内

  
全国大会 5冠に輝く
            ”音楽のまち ならしの”


           
 ならしの学校音楽祭’06

    期  日  3月12日(日)   13:00開場  13:30開演
    会  場  習志野文化ホール (JR津田沼南口 徒歩5分)
    出演団体
        小学校フェスティバルバンド
        谷津小学校管弦楽クラブ     谷津南小学校音楽部
        第一中学校管弦楽部        第二中学校吹奏楽部
        第三中学校吹奏楽部        第五中学校吹奏楽部
        第六中学校管弦楽部        習志野高等学校吹奏楽部

    


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