平 成 2 1 年 度・ 前 期 「音 楽 科 特 別 講座 」 報 告 <東京会場> 平成21年12月26日(土) 会場 東邦音楽大学 主催 音楽教育推進協議会 協賛:ヤマハ株式会社 協力:東邦音楽大学 |
■おんすいきょう(音楽教育推進協議会) 新型インフルエンザの影響が心配されましたが、今回も北は青森県、南は福岡と大勢の参加がありました。毎回、先生方の熱心な取り組みを拝見し、主催者としての責任の重大さを痛感しているところです。学習指導要領を基本に現場の先生方の多様なニーズに配慮しながら教育機器の効果的な活用等を通して課題解決の一助となればと考え講座内容を検討し実施しています。 本会は、音楽教育がより充実し、子ども達に夢を与える、楽しい音楽活動の振興に寄与するため事業の充実を図っていきます。 ■次回予告、・事業案内 ☆平成21年度 後期・「音楽科特別講座」名古屋会場 期日:平成22年2月20日(土) 会場:名古屋音楽大学 内容:全体講座、選択講座 ☆平成22年度・前期「音楽科特別講座」(東京会場) 期日:平成22年8月19日(木)・20日(金) 会場:上野学園大学音楽文化部 内容:全体講座(松井孝夫 他)、ワークショップ ☆平成22年度研究助成団体・グループ募集 おんすいきょうでは、平成22年度研究助成団体・グループ希望申請を募集しています。申請方法等につきまして は事務局まで問い合わせください。 ☆「おんすいきょう」情報満載です。 「ジジの音楽教育情報」 http://www.jijiongaku .com ☆事務局 〒108−8568 東京都港区高輪2丁目−17−11 TEL03(5488)1677 FAX03(5488)5073 ▲トップヘ ■バックヘ ☆おんすいきょう |
和太鼓を指導するにあたってのポイント 1、基本演奏を学ぶ ・構え方 ・叩き方 2、基本リズムを叩いてみよう 3、和太鼓を楽しむためのアドバイス |
■ ワークショップ 10 和太鼓 和 太 鼓 を 叩 こ う 小笠原めぐみ 和太鼓奏者 |
教科書に辿り着く為に!! 〜目覚めよ Body & Heart 〜 ・Beatのキャッチ ・音の方向性 ・拍子への発展 ・Beatの分割(リズム導入へ) ・休符の導入 ・長い音符と休符の違い ・様々な音のニュアンス ・リズムを歌うには・・・(補足リズムの体験) |
■ ワークショップ 9 リトミック 初 ・ 中 級 編 杉山智恵子 東京芸術大学 講師 |
基礎編 1、拍子のとり方 2拍子、3拍子、4拍子、5拍子、6拍子・・・・ 2、色々なアウフタクト(弱起) 4分音符、 8分音符、16分音符・・・・ 応用編 1、左手の使い方と、より幅広い表現方法 2、その他・・・変拍子・・・? 等々・やることは色々ありますが、 指揮者・指導者が一番やらなければならないことは 合わせる・・・合唱、合奏・・・力を付けてやること リズム を 合わせる 音程 を 合わせる 響き を 合わせる 気持ち を 合わせる 先生の気持ちは生徒達に伝わっていますか? 生徒達の気持ちは先生に伝わっていますか? では、素敵な音楽を始めましょう |
■音楽鑑賞と鑑賞指導 ・新学習指導要領「できる」と「わかる」 ■聴取と感受 ・音楽を形づくっている要素「共通事項」 ■音楽に隠された仕組みを探る ・気づく 感じる 考える 「発問」 ■学びを伝える ・よさを言葉で「言語活動」 |
■ ワークショップ 5 教科書教材料理法 高学年版 須 永 昌 弘 音楽教育推進協議会 理事 |
○リコーダーアンサンブルの注意点 ・チューニング ・美しい音とは ・個人芸だけでは成り立たないアンサンブルの難しさ (ハーモニー感の育成) ○練習方法 ・上達に早道はあるのか・・・明確なイメージがあれば違っ てくる到達点 ・タンギングの練習 ・お互いの音を聴きあおう。(差音を聴こう) ・苦手部分はアイディア次第で吹けるようになる ○中世、ルネサンスの曲から現代曲まで ・踊りの曲は打楽器を効果的に入れみよう ・ルネサンス〜バロック時代の表現方法、国や時代によ る違い ・現代作品 |
○基本的な技術 ・持ち方の工夫、呼吸、タンギング ・サミング ・アンサンブルのチューニング等 ○アンサンブルを楽しむ ・さまざまな教材 ・歌や打楽器を効果的に ・リコーダーのオリジナル作品 ・楽器の特性 ・耳を育てるには? ・表現の付け方 ・素敵なアンサンブルにするために |
○好きになる ・知ってる? ・名人芸で子どもたちのアイドル ・子どもたちよ りリコーダー大好き ○やくそく ・リコーダ以外も見てほしい ・今 音を出してもいい時 間? ・大切なやくそく ○まなぶ ・はじめまして! ・姿せい(持ち方)と音色 ・シャボン玉 をつくろう ・ものまね ・タンギングは必要? ・ゆびづ かい ○つなげる ・おんいきかくだい(サミング) ・友だちと ・アルト リコーダーもね |
■ ワークショップ 3 教科書教材料理法 低学年版 川 崎 道 裕 音楽教育推進協議会 理事 |
■ ワークショップ 2ー@午前 リコーダーアンサンブル 中 級 編 大 山 伸 子 音楽教育推進協議会 講師 |
後 援 文部科学省 東京都/神奈川県/千葉県/栃木県/群馬県/山梨県/長野県/埼玉県/茨城県/新潟県 各県教育委員会 横浜市/川崎市/千葉市 各教育委員会 東京都小学校音楽教育研究会/神奈川県小学校音楽教育研究会/埼玉県音楽教育連盟/千葉県教育研究会音楽 教育部会/栃木県小学校教育研究会音楽部会/群馬県音楽教育協会/茨城県教育研究会音楽教育部会/山梨県 小中学校音楽教育研究会/長野県音楽教育学会/新潟県音楽教育研究会/横浜市小学校音楽教育研究会/川崎 市立小学校音楽教育研究会/東京都中学校音楽教育研究会 |
■ ワークショップ 8 卒業式や授業に活かせる指揮 指 揮 の 工 夫 笹 森 敏 明 指揮、作・編曲 |
■ ワークショップ 7 音楽鑑賞の指導法 聞 く の ? 聴 く の ? 加 藤 幸 平 音楽教育推進協議会 理事 |
■低学年の音楽づくり ・耳を澄まして ・音の出し方や組み合わせの工夫 ・音を音楽に ■中学年の音楽づくり ・音の組み合わせを楽しむ ・即興的に表現する ・楽器の特徴を生かす ■高学年の音楽づくり ・発想を持って即興的に表現する ・楽器で学んだ音楽の仕組みを生かす ・見通しを持ってまとまりのある音楽をつくる ・諸外国の旋法 ◎音楽づくりその他の手法 ・機能的な和声や音階による手法 ・現代音楽的な手法 □音楽を形づくっている要素を幅広くとらえる ・音の属性:長短、高低、大小 ・唱法や奏法:レガート、スタッカート、マルカート ・演奏形態:合唱(奏)、重唱(奏)、独唱(奏) ・音楽の仕組み:はじまり方、おわり方、 クラウマックス(曲の山) ・歌詞、動き(舞踏曲の体の動きなど) あまりにも要素中心にならないように・・・ |
■ ワークショップ 6 音楽づくり つ く る ? 創 る ? 作 る?・ 山 田 洋 一 音楽教育推進協議会 理事 |
■学び 時々 遊び ○やる気 とその気 ○活動につながりを!! ■活動 時々 共通事項 ○どうする? この教材! ・おぼろ月夜 ・ふるさと ・歌よ ありがとう ■学び のち 遊び ○楽しくなければ音楽じゃない。でも・・・ ○自分自身が楽しめる音楽活動! |
◎ 遊びを学びに (共通事項を楽しく) ◎ 学びを遊びに (共通事項を力に) ■音楽を良く聴いて ビート(拍)が基本 ■リズムを楽しく ■音階段 旋律の不思議 ■つづくの? 終わるの? 音楽の仕組み@ ■つづくの? 終わるの? 音楽の仕組みA ■あわせよう 楽しく |
■ ワークショップ 4 教科書教材料理法 中学年版 角 田 昌 直 音楽教育推進協議会 理事 |
ソプラノからバスまでのリコーダーアンサンブル中心に、グロスバス、ソプラニーノにも触れ、小中学校の授業やクラブ活動などにも活用出来る作品の招介と実践を行います。 |
■ ワークショップ 2ーA午後 リコーダーアンサンブル 上 級 編 大 山 伸 子 音楽教育推進協議会 講師 |
○好きになる ・仲良し ・名人芸で子どもたちのアイドル ・子どもたちよりピ アニア大好き ○やくそく ・ピアニカ以外も見てほしい ・準備のかたち ・今 音を 出してもいい時間 ・大切なやくそく ○まなぶ ・まっ白なけんばん ・ものまね ・タンギングは必要 ・ゆ びづかい ○それから それから ・おんいきかくだい ・うたとあわせよう |
■ ワークショップ 1ー@午前 ピアニカ 導 入 法 の 工 夫 及 川 義 弘 音楽教育推進協議会 理事 |
◆全体講座 いつもの教材再発見 共 通 教 材 の 魅 力 を 引 き 出 そ う 富 澤 裕 合唱指揮者、作・編曲家 |
共通教材は教えにくい・・・子どもが喜ばない・・・ このような声を聞くことがありますが、そうでしょうか。たしかに言葉や表現は古いですが、その言葉を知ればよいことですし、古い日本語の美しさを知る素晴らしい機会かもしれません。子どもが喜ばない・・・喜ぶものとは「面白さや魅力をわかっているもの」ということです。それならば、喜ばないものとは「面白さや魅力をわかっていないもの」であり、それがわかれば”大好きになれる”はずのものたちなのです。 これらの曲たちは素材として最高級のものばかりですから、様々な調理法があり、お一人お一人が各家庭の味、自分好みの調理方法をお持ちでしょう。 正解があるわけではなく、味の好みも様々ですが、今日は、私の無手勝流調理法で「こんな食べ方はいかが?」というのをご紹介してみたいと思います。 |
< 講 座 内 容 > ■ 全体講座 「いつも再発見 共通教材の魅力を引き出そう」 富 澤 裕 (合唱指揮者、作・編曲家) ■ ワークショップ 1 0 講座 |
遊ぶこと。 まなぶこと。(PLAY、STUDY,LEARN?) ■まねる・たたく・うごく ・リズムや動きを真似てリズムを・・・ ・身の回りのものを使って音を表現すること・・・ ・音楽にのって体を動かすことを・・・ ■きく・かんじる・くらべる ・いろいろな楽器などの音色の違いを聴き分けて・・・ ・音の強弱や高低を聴き分けて・・・ ■うたう・ふく・あわせる ・言葉を音で表現して・・・ ・音楽を楽器で表現して・・・ ・みんなと合わせて・・・ |
参考(学習指導要領より) (1)楽しく音楽とかかわり、音楽に対する興味・関心をもち、音楽経験を生かして生活を明るく潤いのあるものにする態度と習慣を育てる (2)基礎的な表現の能力を育て、音楽表現の楽しさに気付くようにする。 (3)様々な音楽に親しむようにし、基礎的な鑑賞の能力を育て、音楽を味わって聴くようにする。 |
小中学生が授業で楽しめる二声の簡単なアンサンブルから、四声の基本的なアンサンブルまで。 リコーダーの基礎的な技術、アンサンブルの楽しみ方(注意点)、時代や国の表現法の違いまで、指導ポイントを交えてアンサンブルの実践を楽しむ講座です。 |
■ ワークショップ 1ーA午後 リコーダー 導 入 法 の 工 夫 及 川 義 弘 音楽教育推進協議会 理事 |
大好評の富澤 裕先生をお招きすることができました。大きな身体に汗ビッショリ・・・で富澤ワールドに引き込まれてしまいます。共通教材は「夕やけ こやけ」、「ふじ山」、「夏の思い出」、「さくら さくら」、「スキー」、「冬げしき」、「ふるさと」、「花」について、各曲の魅力と音楽のつくり方などをユーモアたっぷりで教えてくださいました。「・・・・」は余りな・・・等と思っていた私は正に”目から鱗”でした。