主催:日本教育音楽協会協会 第80回(平成25年度)NHK全国学校音楽コンクール 課題曲講習会 (小学校の部) 合唱指導:古橋富士雄 ピアノ指導:野間春美 2013.04.20 音楽の友ホール |
◇質問コーナーから
・高いFが15回もでてくる。モデル校のように素晴らしいところは問題にならないかもしれませんが・・・。通して歌うと声が上がってヒイヒイ・・。最後のAからFの跳躍音程はとどめのようで、うちの合唱団には結構厳しいのですが・・・。
・同じようなメロディーが繰り返されている。ソプラノからアルトに移ることも含め。このフレーズをどのように表情(色)を工夫すればよいのでしょうか・・・
・アルトが高い。大人なら歌えるのでしょうか、子どもには結構キツイです。
・曲全体の構成(表情)とどのように深めていくかを考えると、チョット・・・??。等々・・・
・受講者の一人で有名な蓮沼先生(合唱指導者)にアドバイスを求めた・・・。Fの回数が多いことは余り問題じゃなくて・・・。でも、これは、この曲はチョッと厳しいですね・・・。といわれ、蓮沼先生のワンポイントアドバイスがありました。
モデル校 東京都目黒区立大岡山小学校 校長:三神雄司 合唱指導:松田和子 ピアノ:藤井麻里 |
◇指揮者コーナー
・この曲はそんなに難しくないです。4つ振りでビート(裏拍)を感じて振るから・・・。
・今回も北は青森、秋田、福島・・南は山口、石川・・・。前泊も含め全国各地から大勢の参加をありました。4月のこの時期は例年4年生等の新入部員の確保から音取り中心・・・。何かとバタバタ状態の日々。
・名門校の大岡山小学校がモデル校。とっても期待が膨らみます。古橋先生が”聴かせてくれる・・”と言われ通しで歌う。”うまい・・立派!!。何も指導するところ無し。だから今日はこれで終わりましょう・・”といわれ、子ども達や会場から”・・エッ ”と笑い声も。それほど、素晴らしい演奏にビックリです。和やかな雰囲気でレッスンがはじまりました。
・レガートで歌うか、ビートを感じて歌うか・・・。例えは「A」をレガートとビートに分けて歌って・・・・。次に「A」はレガートで、「C」からはビート(裏拍)を感じて・・・などと、ドンドン古橋先生の世界に引き込まれていく子ども達と私達。
・”子音をたてて・・・”何度も。「ku」がウムラウトがついたドイツ語的な発音になりやすよ。
・丁度「教育音楽5月号小学校版」に紹介された直後でもあり、18小節目のブレスについても話題になった。
・”21小節まえの・・君のために〜・強くなる。まで歌ってみようか”。クレッシエンドして、雨ふるのところブレスはどうしている・・・。
・虹のアウフタクロの”に”の歌い方はね、古橋富士雄の法則で歌うといいよ。つまり、@縦線の左から右はクレッシエドをする・・・と。
この法則は、この曲でもたくさんあるよね。出だしの”あさ・・いろ・・また・・ちい・・・いっぱい使えるよ。
・法則A同じ音譜が3つ以上続いているときは、クレッシエドをする・・・とも。
出だしの”やけい”のように・・・・
◇全員合唱
後半は先生方と子ども達が一緒に歌いました。大人の声と子ども声が混じるサウンドって結構いい感じでした。もしかしてNHKホールで”嵐”との合同演奏?の企画があるのかも・・・と勝手に想像しているところですが・・・?。