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       〜次期学習指導要領、見通し 道徳「教科書」見送り〜 
     
       梶田叡一氏語る(中央教育審議会・初等中等教育部会教育課程部会長)

ジジの雑感
教育界の全く不透明な昨今。中教審(平成13年1月6日付け文部科学省に設置)や教育再生会議(平成18年10月10日内閣に設置)。この2つの動向はとても気になる。
6月9日産経新聞に掲載された記事と、梶田叡一先生のご講演等からの概要です。

■週5日制は堅持
中央教育審議会・初等中等教育分科会教育課程課部会の梶田叡一部会長(兵庫教育大学長)は、8日、次期学習指導要領について
   1、週5日制は堅持。
   2、道徳は正規教科とせず、教科書検定は行なわない。
   3、国語や理数科目を重視する。
などを柱とするとの見通しを語った。指導要領を協議する部会長が新要領について公に言及するには初めてで、教育再生会議の第2次報告に盛り込まれた道徳の「教科書検定」を事実上否定した形となった。
現行の指導要領は平成17年から見直しが行なわれているが、教育基本法や教育関連3法改正の審議、未履修への対応などで作業が遅れている。

梶田部会長は、東京都内の講演で、秋には、中間まとめを出し、来年早々にも告示したいと述べた。
主な内容は、
   ▽週5日制を堅持。
   ▽授業時数は週30時間(現行28時間)。
   ▽教科再編は行なわない。
   ▽「総合的な学習の時間」は時数を削減。
   ▽中学校の選択授業は廃止。
などとしている。再生会議の報告にあった土曜日授業については「朝令暮改はよくない。個人的には現行のように補習や行事を行うべき」と述べた。
伊吹文明文部科学相も5日の会見で「土曜日は今でも活用しており、実現の仕方は文科省に任せてもらわなければならない」と、再生会議を牽制していた。
また、
   ☆日本の伝統文化の継承。
   ☆社会の規範意識の向上。
   ☆小学校の英語については、賛否両論あるが?・・・・・・
なども語った。
               ■教育再生会議の設置について
                                     
                                   平成18年10月10日
                                    閣  議  決  定

1, 趣旨
 21世紀の日本にふさわしい教育体制を構築し、教育の再生を図っていくため、
 教育の基本にさかのぼった改革を推進する必要がある。このため、内閣に「今日
 再生会議」( 以下、会議」という。)を設置する。

2、講成
(1)会議は、内閣総理大臣、内閣官房長官及び文部科学大臣並びに有識者によ
  り講成し、内閣総理大臣が開催する。
(2)内閣総理大臣は、有識者の中から、会議の座長を依頼する。
(3)会議は、必要に応じて、関係者の出席を求めることができる。

3、その他
 会議の庶務は、内閣官房教育再生会議担当室において処理する。

               ■教育再生会議委員
  安倍 晋三     内閣総理大臣
  塩崎 恭久     内閣官房長官
  伊吹 文明     文部科学大臣
  浅利 慶太     劇団四季代表・演出家
 ○池田 守男    株式会社資生堂相談役
  海老名 加葉子  エッセイスト
  小野 元之     独立合成法人日本学術振興会理事長
  陰山 英男     立命館大学大学教育開発・支援センター教授  
              立命館小学校副校長
  葛西 敬之     東海旅客鉄道株式会社代表取締役会長
  門川 大作     京都市教育委員会教育長
  川勝 平太     静岡文化芸術大学学長
  小谷 実可子    スポーツコメンテーター
  小宮山 宏     東京大学総長
  品川 裕香     教育ジャーナリスト
  白石 真澄     関西大学政策創造学部教授
  張 富士夫     トヨタ自動車株式会社会長
  中嶋 嶺雄     国際教養大学理事長・学長
 ◎野依 良治     独立行政法人理化学研所理事長
  義家 弘介     横浜市教育委員会教育委員、東北福祉大学特任講師
  渡邊 美樹     ワタミ株式会社代表取締役社長・CEO,
              学校法人郁文館夢学園理事長

                  (注)  ◎座長  ○座長代理 

■教育再生会議資料(最新)から
           
            社会総がかりで教育再生を・第二次報告 
  〜公教育再生に向けた更なる一歩と「教育新時代」のための基盤の再構築〜

              この内容については
こちら

更に、新聞によりますと、
政府の教育再生会議(野依良治座長)は、1日、緊急性の高い「4つの対応」として、今年度中に学習指導要領を改訂し「徳育」を教科化することや、土曜日の授業も行えるように
することなどを打ち出した第2時報告を正式に決定した。政府は第ニ2時報告を「骨太の方針」に反映させる。「4つの対応」はほかに、めりはりのある教員給与体系を実現させ、全国立大学に9月入学枠を設定するという・・・・・・。との報道

冒頭に申し上げましたが、大体の雰囲気は見えてきつつあるように思いますが・・・・。
当分、目が離せません。機会をみてアップしていきます。


                  
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