■ ワークショップ② 私の授業 ~日々の授業で大切にしていること~ 伊 藤 雅 美 長野市立鍋屋田小学校 教諭 |
平成27年度・後期「音楽科特別講座」 <東京会場> 平成28年1月9日(土) 会場 東京都品川区立立会小学校 主催 音楽教育推進協議会 |
◇ピアニカ編 ・音楽遊びを通して「音楽を楽しいと思う心を育てる」こと 音楽遊びの活動を始めるときに ○音を聴く(環境音、お友達の音、先生の声、自分の音など 静かな中まら聴き取る習慣) *リズムであそぼう ・手拍子・リズム打ちなど *身体をつかって遊ぼう ・リトミック:ピアノに合わせて歩く、 止まる。 *打楽器で遊ぼう ☆鍵盤ハーモニカで遊ぼう 導入期の指導 ◎1年目の目標(幼保では特に指定仲が進め方は同じで可) ・正しい組み立て方 片づけ方・姿勢と持ち方・高い音、低い音 ・鍵盤の並び方、黒鍵での擬音あそび・ドの音さがし ・どれみふぁそ ・タンギング ◎2年目の目標(幼保でで発表会など) ・「ド」から1オクターブ・ゆびいどう・ゆびまたぎ・ゆびくぐり ◎中学年からの活用 ◎高度な奏法 |
1 学校に音楽の授業がある意味を考えてみましょう ・「音楽教育」でばく、「音楽科教育」であること ・個人の学習の場でなく、集団の学習の場であること ・趣味でなく、教科(学習)としての音楽 →主観を育てるための、客観的な学習 💛音楽科教育で私が大切にしていること ・「できるようになる」ではなく、「たのしめるようになる」 ことを最終目標にし、シンプルな課題から「楽しむ」を 体験させる ・個人よりも、グループやクラスで表現する課題を中心 にし、仲間と合わせる心地よさや仲間と創り出す楽しさを 味合わせる ・教師の想いや押しつけや伝達ではなく、児童一人ひとりの 思いを引き出す「表現の活動」と、自分の思いで聴く 「鑑賞の活動」の工夫 2 常時活動設定のすすめ 3 共通事項でつながる「表現」と「鑑賞」の活動 <活動例> ○いろいろなあいさつ → 「ア」と「イ」で「A・I」 ○「花のおくりもの」 → 「カノン」 ○「かねがあんる」 → 「鐘」 ○「あんたがたどこそ」 → 「ゴジラ」 |
1 さりげなく「茶色の小瓶」から ①楽譜通りに ②なるべく簡単にするとしたら ③メロディーアレンジ 2 和音の世界へ 3 和音進行と旋律の関係 4 C-F-G-c(1―ⅣーⅤーⅠ)の和音進行で旋律づくり 5 旋律が完成したら ●○iPad(GarageBand)での音源作成はこちらを参考に○● 【明治図書 平野次郎】で検索!! |
1 ・音楽鑑賞は、純主観の世界 ・学校における鑑賞指導は 2 聴く力を身に付けるさせるには [共通事項]を�手掛かりに、聞き分ける(知覚)~考え ・感じ取る (感受) ~自分なりの味わい方(味わう)のプロセスを重視。 3 授業の組み立て(第1時で耳と心を一気に鑑賞の世界へ) ○指導のねらいと[共通事項]の焦点化 ・クラス全員が「知る」「気づく」ことからスタート B基準 ・聴き比べ(音楽的価値の発見) ○めあてを持って聞く→適切な発問が大切 ・音楽を聴いた後「どうだった?」という発問は?! ○評価方法 ・味わう場面での見取り方いろいろ *ここ好きバロメーター *お気に入りフレーズ *マイベスト ここ好きメロディーの活用は ・言葉で表す、ワークシート 4 低・中・高学年の実践例(新しく掲載された教科書教材) ○模擬授業形式で |
1 音楽は音で勝負 2 音を楽しむ 3 イメージから体感へ 4 具体物で発声指導 5 基礎力を確実に 6 「音楽の教えたいこと」 「音楽で教えたいこと」 7 学校行事や学習との関わり 8 日々の生活での発声指導 9 イメージトレーニング 10 比較による感受と表現の高まり 11 共通教材と地域の音楽文化 12 評価 |
■ ワークショップ① 私の授業 ~子どもの発想を引き出す音楽づくりの授業をつくろう~ 石 井 ゆ き こ 港区立芝小学校 主任教諭 |
◇リコーダー編 ・リコーダーの選び方 運指で 音色で ◎3年生で学ぶこと(基本が大切) ・美しい音を出すための楽器の持ち方 ・息のコントロール ・タンギング ・運指は手探り ◎3年生からの音楽づくり ・シ能登でリズム遊び ・シ、ラ、ソの音でメロディーづくり ・左手の5音でドリア旋法に挑戦 ◎4年生で学ぶこと ・数種類のタンギングを使いわけよう ・美しい高音を出すためのサンミングの秘密 ◎5,6年生で学ぶこと ・美しいフレーズを演奏するポイント ・派生音の運指 ・バランスを考えよう ◎中学校デ学ぶこと(アルトリコーダーの導入期) ◎簡単なリコーダーアンサンブルをしよう |
■ ワークショップ⑨ 子どもの表現を引き出す指揮の工夫 ~卒業式に向けて~ 日本指揮者協会会員 田久保 裕一 |
■ ワークショップ④ 音楽を聴く力がクラスの誰にも身に付く楽しい鑑賞指導 ~新しい教科書に掲載された教材を中心に 前川越川越市立仙波小学校 教諭・音楽の授業をつくる会 代表粟飯原喜男 |
1 すてきな一歩 5年教科書(教育芸術社) 2 いつでもあの海は 5年教科書(教育芸術社) 3 思い出のメロディー 6年教科書(教育芸術社) 4 つばさをください 6年教科書(教育芸術社) 5 Wish~夢を信じて 6年教科書(教育芸術社) 6 旅たちの日に(混声3部の楽譜) 松井孝夫編曲 7 愛をあげよう(教育芸術社) 小学生のためのクラス合唱曲集「永遠のキャンパス」 から 8 たからもの(音楽の友社) 小学生のための音楽会用合唱曲集「たからもの」 9 あしたがあるさ(教育研究社) ピアノ伴奏曲集シリーズ第21集より |
後 援 文部科学省 東京都/神奈川県/千葉県/栃木県/群馬県/山梨県/長野県/埼玉県/茨城県/新潟県 各県教育委員会 横浜市/川崎市/千葉市 各教育委員会 東京都小学校音楽教育研究会/神奈川県小学校音楽教育研究会/埼玉県音楽教育連盟/千葉県教育研究会音楽 教育部会/栃木県小学校教育研究会音楽部会/群馬県音楽教育協会/茨城県教育研究会音楽教育部会/山梨県 小中学校音楽教育研究会/長野県音楽教育学会/新潟県音楽教育研究会/横浜市小学校音楽教育研究会/川崎 市立小学校音楽教育研究会/東京都中学校音楽教育研究会 協 賛 株式会社ヤマハミュージックジャパン 協 力 品川区教育委員会・品川区立立会小学校 |
■ ワークショップ⑨ 授業で生かす打楽器の活用法 打楽器奏者 加藤 ゆう子 |
1 心と体をひらきましょう ・おんがくに合わせて動きましょう ・初対面の人とも仲良くなれるワーク ・音楽遊び、手合わせ遊びなどのワーク 2 おんがくづくりで「ソウゾウリョク」を育む ・音楽の要素をいくつか取り上げて、指揮者が自由に 音楽を作りあげます。 3 鑑賞で「ソウゾウリョク」を育む ・まず、この音楽を聴いて! ・あれ、この音楽の部分は何かな? ・音楽を動いてみましょう! |
■ ワークショップ⑥ 共通事項でつながる「表現」と「鑑賞」の活動 ~常時活動と系統的な学習計画 筑波大学附属小学校 教諭 中島 寿~ |
■ ワークショップ⑩ 繋がる学び「旋律・反復・変化」 ~国道共通事項2号線~ 音楽教育推進協議会理事 加藤 幸平 |
◇音楽の目標 ◇各学年の目標 ◇指導要領「音楽科」の内容構成 ◇{共通事項} (1)「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通しての 系統性 |
■ ワークショップ③ 「みんなで作る歌の授業」 ~題材に合う歌唱指導を見直そう 真 鍋 な な 子 町田市立鶴川第ニ小学校 主任教諭 |
■ ワークショップ⑪⑫ ピアニカ大好き! 指導法のツボとコツ 音楽教育推進協議会理事 名古屋音楽大学非常勤講師 |
【 音楽づくりの授業 7つのポイント】 1 学習の狙い、学習内容を明確にした題材構成 2 発想を広げ、表現を追求していく学習過程の工夫 3 魅力ある音の素材を選ぶ 4 分かりやすく活動しやすいルール・条件の設定 5 学習形態や活動場所の工夫 6 子供の発想のよさ、表現の工夫を聞き取り、認め、励ます 7 つくった音楽の記録の工夫 |
Ⅰ 模擬授業の内容 事例1 第4学年 題材「いろいろな音のひびきを感じ取ろう」 音楽づくり(教材名)「打楽器の音楽」 学習目標「音のとくちょうを生かして音楽をつくりましょう」 取り扱う主な [共通事項]音色、強弱、音の重なり、 反復、変化 事例2 第4学年「絵を音楽で表そう」 事例3 第5学年「打楽器の音色の特徴を感じ取って音楽を つくろう |
■ ワークショップ⑦ 「体を動かす活動」で育てるソウゾウリヨク 筑波大学附属小学校 教諭 髙倉 弘光 |
■ ワークショップ⑤ 1 ー Ⅳ ― Ⅴ -1の和音進行の導入から旋律づくりまで ~iPadでの音源作成も紹介~ 筑波大学附属小学校 教諭 平野次郎 |
■ 全体講座 「若松 勘作品を唱おう!!」 児童合唱ミュージカル<太陽のうた> 作曲家 若松 歓 |
タンバリンやトライアングル・・・ 日頃授業の中で何気なくしようしている打楽器 正しい奏法や曲の中での取り入れ方など実践で楽しく学びましょう。 ・タンブリン ・トライアグル ・クラベス ・サスペンドシンバル ♪実践しましょう 合奏「茶色の小びん」 ・リズムパターン例 ・アレンジ案 |
1 手を動かす前に ・指揮者ってなあに? 指揮者の役割は?子どもの能力を引き 出す。 指揮の工夫とは? 2拍子や4拍子などの図形を 描くことから、次の一歩へ ・指揮はかたちじゃないよ、きもちだよ ・指揮はかたちじゃないよ、方向だよ ・指揮者の勉強、下調べ(形式・和声・フレーズ。アーティキュ レーション等) 2 指揮台に上がった時の心得 音をつくる 音を動かす 音を聴く 3 指揮者の大切な3つのお仕事 ・流れをつくる(フレーズ感、アゴーギグ) ・緊張と弛緩を使い分ける ・頂点や重心を示す 4 指揮者が演奏者に与える3つの気 ・やる気にさせる(意欲・モチベーシュン) ・その気にさせる(イメージの具体化) ・いい気持にさせる(達成感・集中力・評価) 5 楽曲研究の3D ・どこが(好きなところ・気になるところに気づく) ・どうして(理由を考える) ・どのように(イメージ・演奏表現) …… |