楽器をもって集合 習志野高校のお兄さん、お姉さんと一緒に 楽しい合奏をしよう 「習志野市小中学校管楽器講座」報告 その6 いよいよ講座も終盤 成果が待たれますが・・・・ |
ジジのメッセージ いよいよこの講座も終盤に入りました。憧れの習志野高校吹奏楽部のお兄さんお姉さん達は毎回練習方法を工夫して講座に臨んでくれています。特に、中盤からは、個々の技術などを配慮して必要に応じて極力少人数グループに編成し個別化を図ってレッスンをしてくれています。一方、指揮者の星先輩からはアンサンブルのポイントもより具体的になり要求も厳しくなったきました。それにともない次第に子供たちも確実に力を付けてきたように思います。 毎回、レッセン内容は腹式呼吸、基礎練習、曲の練習という流れはいつも同じです。腹式呼吸ひとつにしても習高生が床に寝てお腹を触わらせ体験的に教えてくれます。ロングトーンなどの基礎練習にもいつもメトロノームは離しません。 1ケ月に一回の講座ですから、その定着の度合いには心配はあります。しかし、この講座のもう1つの狙いである習高生の生活態度から学ぶことも極めて重要と考えていることなどから総合的にみれば、概ね良好な状態で進められていると考えます。 今回は、11月・12月の内容から報告します。 |
☆フルート ○腹式呼吸 ・寝て4拍で吸って、4拍で吐く。:お腹に息を入れることを意識しながら ・トイレットペーパーを使って :黒板に置いたトイレットペーパーに息のスピードを一定にして落ちないように的を 絞って息を当てる。落ちない時間を少しでも長くできるように ・「ロミオ」と「ジュリエット」 : (お腹の使い方の練習) ・返事の練習 :お腹を使って、短いことば元気よく”ハイ” :メトロノームに合わせてリレーによる”ハイ”の練習 ○基礎練習 ・頭部管のみのロングトーン ・B♭のロングトーン(4拍のばして、4拍休む) ・「カエルのうた」でタンギング練習。 ○曲練習「タッチ」 ・小グループに分かれて練習 ・連符の部分の運指の確認 ・アーティキュレーションの確認 ・強弱や歌い方の確認 |
いつもご苦労さまです | まず、身体ほぐしから | ロミオとジュリエット(腹式) |
☆クラリネット ○今日は、まず腹式をやりました。以前よりも息の使い方がしっかりでき上手になりました。一人一人の返事も大きく なってよかった。 次にペアをつくり、基礎やリートニア、タッチを練習した。小学生は真剣に楽しく取り組んでいて教えている 私達も学ぶことが多かったです。また、私達も楽しくできた。 みんなの成長を感じることができてよかった。 ○基礎練習 ・腹式、ロングトーン、タンギング(テンポ通りに)、スケール(フレーズを感じて)。 特に、タンギングとしっかりブレスを吸うように注意した。 ・スケール まず、下のB♭から、真ん中のB♭まで吹く。次に真ん中のB♭から上のB♭まで吹く。その後、下のB♭から 上のB♭まで続けて吹いた。 ○曲練習「タッチ、リートニア」 ・強弱差やアクセントなどをつけられるように指導した。 ・うら拍で入る音をしっかり感じて入れるように。 ・「リートニア」 特に、クレッシェンド デクレッシエンド、p、f に気を付けて演奏するように。 ○まだ、ブレスが浅いように感じるので、次はしっかり息が吸えるように指導していきたい。更に返事がもっと大きく できるようにしたい。 |
一緒に吹くとうまくなったように感じます | 譜読みも丁寧に教えてくれます | いい音でしょう |
☆アルトサキソフォーン ○柔軟(体ほぐし) ○腹式呼吸 ・6拍6拍 :隣の人のお腹を触りながら ・電車ゴッコみたいに列になって前の人のお腹を触りながら ・チャントお腹が脹らんでいるかチェツクする。 ・返事の練習 ○基礎練習 ・マウスピースのセッティングを確認 ・ロングトーン(マウスピース & 楽器) ・チューニングのB♭ ・B♭のスケール(6拍4拍) ・ブレスをたくさん吸うことに気を配るように ・音のたてを合わせる。だんだん姿勢や構えが悪くなってくるのでその都度注意する。 ○曲の練習 ・「リートニア」 セクション練習 ⇒ 全員で ・テンポがすぐに早くなる ・強弱にほとんど差が無いので気をつけて吹くように ・休符の感じ方、音の長さを合わせる、自分以外の動きのパートをよく聴いて吹くように練習した。 ☆テナー・バリトンサキソフォーン ○”大きな声で元気に挨拶”を今日の目標。 ○腹式呼吸 ・目線 ・口の開け方 ・均等に吸って吐く ・肩に力が入らないように(リラックスして) ・お腹を意識して ○基礎練習 ・マウスピース(出している音の音程)を確認 ・B♭のロングトーン(いろいろな音の形) ・B♭Dur EsDurのスケール ・4拍4拍・・・均等に吸って、均等に吐く ・6拍2拍・・・少ないタイミングで、たくさんの息を吸う。 その息で均等に息を吐く ・タンギング ○曲の練習 ・「タッチ」の譜読みを細かくやり、アーティキュレーションやアクセント・スタッカートの違いもつけられるよう になった。 曲の感じ方をあと少し練習すれば、よりよい演奏ができるようになると思う。 ・「リートニア」の上達におどろいた。みんなの意識が細かい部分までいくようになっているので、こちら側の 注意する言葉が見つからないくらいで、私もとても勉強になった。 |
イメージを大切にね | 息をタップリ使って | こまめに書いておきます |
☆トランペット ○腹式呼吸 ○基礎練習 ・ロングトーン ブレスをタップリ吸う。 出だしを揃える(ブレスのタイミングを揃える) 切るも揃える(次の一拍目まで) ・「タッチ」には八分音符が多いので、タンギングを中心にやった。 ○曲の練習 「リートニア」 ・68小節目 ・・・かなりリズムが適当になりやすいので注意!! ・mpで,しかも伴奏の動き。音量と吹き方を考えて演奏すること ・きちんとカウントして、休符で転ばないよう ・96小節目 ・・・休符を守る。ファンファーレだからベルアップ気味に、カッコよく吹きましょう。 ・アクセント ・108小節目・・・なめらかな曲想だけど、8分音符の動きが多いから、歌い過ぎず、しっかりカウントして遅れな いようにする。 ・強弱も注意。 ○・今日はみんな元気よくやってくれ、返事もいつもより大きくできた。 ・集中力がいつもより高くてよかった。ただ、カゼを引いている子が多かったので、いつもより休憩を多く入れて 練習した。 |
吸い込まれそうな音 さすがだね・・ | きれいな音・・・!! | まず 習高生だけの演奏です |
☆アルトホルン ○腹式呼吸 ・4拍吸って吐いてを繰り返し練習。お腹の前を膨らませるのに注意するだけでなく、お腹の後ろ(背中)にも 息が入れられるように練習した。 ・上半身の力を抜き、前にブラブラ ・上半身を前に倒し、背中(わき腹)あたりに息を入れるように吸う。 ・習高生のお腹に触れながら ○基礎練習 ・楽器にあたたかい息を入れ、楽器を響かせるためのロングトーンで吹き込んでいった。次第に管もあたたまり、 音にもつやがでてきた。 ・円になり、6拍2拍でB♭の音をロングトーン ・習高生を含めた3人組でロングトーンのリレーをし、音量・音色・音程を意識 ・B♭の音階練習 ○曲の練習 ・クレッシェンドやデクレッシェンドの変化 スタッカート、アクセント、テヌートの意味などを再確認し、曲をただ 吹くのでなくアーティキュレーションで変化をつけられるようにした。 |
☆ホルン ○腹式呼吸 ・4拍4拍で、息をいっぱい吸っていっぱい吐くことを意識(寝て、足上げ腹式で・・・・) ○基礎練習 ・ロングトーンは音量の変化、PとFを交互に吹く、音量が変わっても羊羹型を保てるように ・Pになるとコントロールがきかなくなってしまうので、今後の課題にする。 ・息の量とコントロールの練習として、全員でB♭の音を「誰が一番長く延ばせるか」対決。みんな 15秒〜20秒程度が限界だったので、宿題として”20秒目標で頑張ろう”を約束した。 ・タンギング 4分、8分、3連符、16分でB♭の音で練習。 ・4拍で FDurスケール ○曲の練習 ・セクションに分かれて「リートニア」「タッチ」の練習。 ・リズムや音の確認 |
そうそう きれいだよ その調子 | チューニングを始めます | 頑張っています |
☆トロンボーン ○腹式呼吸 ・4拍吸って8拍で吐く(もっと大きな口で吸いましょう・・・ ホの口で吸う) ○基礎練習 ・4拍吹いて、4拍休み ・たくさんブレスをする ブレスはお腹を使って深く素早く吸う ・羊羹型の音型を意識して ・B♭・C・FDurロングトーン(4拍2拍) ・B♭の音でタンギング(4分・8分・3連符・16分) ○曲の練習 「リートニア」の復習 「タッチ」 ・Cまでの練習 ・テンポの取り方、周りを意識して吹くことの重要な意味について話す。 |
エ〜と・・・・・ | ブレスのタイミングを揃えて・・・ | いい感じになってきました |
☆ユーホニューム ○腹式呼吸 ○基礎練習 ・ロングトーン、スケール練習(3人〜4人グループで) ○曲の練習 ・「リートニア」は大体吹けるようになっているので、強弱、アクセントなど細かいチェックをした。 ・ワルツのところから、なめらかに吹くこと。 ・テンポの変わり目がスムーズに切りかえができるように。 ・集中力があまりないので、次回は音を音符分しっかりのばして吹くこと。アタックをはっきりできるように すること。などを含めて練習したい。 |
☆チューバ ○腹式呼吸 ○基礎練習 ・マウスピースだけで音を出す。 ・上のB♭の音4拍2拍でロングトーン(下のB♭の音でも) ・低音は特に苦手なようなので,下のB♭からスラーでB♭Durで下がってどのように出したらよいかの練習 ○曲の練習 ・「リートニア」は大体吹いているので、強弱や音の出し方などの細かい部分を中心に練習 ・「タッチ」はBまで確認しながら練習した。 |
一緒に歌ってくれました | できるようになったじゃない | おわりはいつもお掃除です |
おわりに いよいよこの講座も残すこと3回になりました。合同での合奏練習が中心になってきます。指揮者の星先輩からの要求も厳しくなってきます。180名余の受講生が60名の習高生から何を学んだかが問われる時です。1月からの講座会場は習志野高校の教室と憧れの音楽堂に移ります。緊張しながらも習高サウンドが生まれる”音楽堂ってどんな雰囲気のところかな・・・”という期待もあります・・・・・・・・。 |