2006年7月4日(火) ジジの音楽武者修行 スクールーオーケストラと そのヴァリエーション 〜27年前の名演奏が ついに CD〜 ”ハイドンザールの響きにビックリ” NO62 |
佐原(千葉県)の水生植物園にて
気品の高い花菖蒲の花は、初夏の日本情緒を満喫させてくれました。
我が家も昨年植え替えした株から見事に咲きました(初体験成功!!)。
ハイドンザールでの歌劇「セビリアの理髪師」序曲
ウィーンについて最初のコンサートホールがハイドンザール。ウィーンからバスで移動。時差のために寝不足もあり、バスの揺れ具合が適度に眠気を誘う車中。しかし、貪欲なジジは席を一番前に陣取っり、パッチリと目を見開き、広々とした田園風景を楽しんでいた。その時、突然、白バイ(日本的には・・・)がバスを追い越し、お巡りさんが何やらサインを送って走り去っていった。
運転手さんに”あのサインは・・・・?”と訪ねると ”スピードが出すぎていると・・・”という合図とのこと。つまりスピード違反である。”エ・!!” なんとワイルドなお巡りさんだこと・・・ビックリ。
ハイドンザールについて、いよいよリハーサル。
参った・・・!!。冒頭のツァツァー(16分音符・4部音符)。その後のタタタタタン タタタタタン・・を演奏したときの事。ツァツァーでなく、ツァーに。タタタタタン タタタタタン・の部分は粒が聴き取れない。
26小節からのテーマー(タタタタラ・・)はタタが幾つなのか全く不明である。このようなことが随所にあり、困惑した。
演奏者も同様である。まるでドラム缶の中で演奏している感じである。
よく響くホールである。初めての海外演奏旅行。素人のジジたちは、湿気のことを心配し、弦楽器や木管楽器には”ダンピット”という乾燥剤をたくさん詰め込んで運搬してきたのに・・・???。
ところが、ホールもよく響くが、それ以上に空気が乾燥していることに気が付かなかったのである。
つまり、楽器の健康状態は日本よりはるかにウィーンのほうが心地よいのである。だからよく鳴る。
よって、上記のような現象が起こったのである。
田久保君や故伴有雄先生(元群響指揮者)などのアドバイスでどうにか事なきを得た。満員の聴衆からは大変な歓迎の心で迎えていただき,演奏会も大成功に終わった。
終了後、ハイドンの記念館や町を散策した。ハンガリー製の生ハムが美味しいと聞きスーパーマーケットで買った。酒屋さんには新しいワインができたと"杉玉”が軒先に飾ってある。
いよいよウィーンに帰る時間が近づいてきたときのこと。”今日の演奏は素晴らしかった。感謝の気持ちでこのワインを贈りたい・・・”とのこと。遠慮なくいただいた。
このことは、即日本の新聞にも紹介された。
そのワインはジジがいただき、娘の嫁入りのときに空けようと自宅に隠していた。その時がきて、探しても無い。”・・・・ア〜あのワイン 美味しかったよ・・・お姉ちゃんと飲んだよ・・・。と母親の一言。
ヤラレター・・・・・。
下記のCDは、27年前の演奏を田久保裕一君(指揮者で活躍中)がコピーして作製してくれたもの。
本当に名演奏だと思う。無限の可能性をもった素晴らしい彼等の心のハーモニーに改めて感動した。
素晴らしい彼等と一時を過ごせたジジは本当に幸せである。
ありがとう。
習志野少年少女オーケストラ 1978年 第7回ウィーン青少年音楽祭 参加記念 Disc 1 交響曲第8番 ト長調 ドボルザーク 1 第1楽章 (10:32) 2 第2楽章 (10:249 3 第3楽章 ( 6:03) 4 第4楽章 (10:46) Disc 2 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 メンデルスゾーン 1 第1楽章 (12:48) 2 第2楽章 (8:18) 3 第3楽章 (6:56) 4 歌劇「セビリアの理髪師」序曲 (8:59) 5 浜辺の歌 田久保裕一編曲 (4:54) 6 ラデツキー行進曲 (2:12) 7 ロザムンデ序曲 (6:40) |