2007年8月31日(金)
        ジジの音楽武者修行
     
      スクールーオーケストラと そのヴァリエーション
              
      ミ ン ガ ラ ー の 風
                アジアの子どもに学校と音楽を
                        市村先生のこと
                                             
  NO 102

猛暑から酷暑・・・。地球温暖化はすでに始まっている今日。氷山は溶けて崩れ、南太平洋の小島はすでに水没がはじまっているとか・・・・・。一方、高度経済成長のため空気汚染をジャブジャブ排出している国々・・・・。

突然ですが、先日とても懐かしい人から残暑見舞いが届いた。市村先生(当時、神奈川県音研会長)からである。先生との出会いは退職の年。今から6年前の6月。
教職生活30数年。最後の年くらいは学校にいて、”ペンキ塗りや草むしりでもし、昼休みはグランドで子ども達とボール遊びや縄跳びでもしようか・・・許されればチョッとだけ音楽のお手伝いでも・・・などと思っていた。

ところが、神様はそれを許してもらえなかったのであります。千葉県で関東音楽教育研究大会・全国音楽教育研究会を含め、全部で5つの研究団体の合同研究大会を開催することになった。たまたま不運にも、その研究大会をお世話することになった。お陰様で、”・・・は今日も出張で〜。・・・”の状況で学校を空けることがとても多かった。

”音楽はハーモニーが大事・・・!!。といっても”5つの組織を一つに束ねることは容易ではなかった。幸い、人との出会いに恵まれ、多くの方々に支えられ成功のうちに終わった。特に、関東各県の音楽研究会会長さん達には大変お世話になった。
その中でも市村先生には特別な想いがある。それは、関東音研のネッオワーク化を図るために、「関ブロホームページ」をつくろうということで意見が一致し、一緒に取り組んだことである。

ジジは関係各県に趣旨説明に奔走した。市村先生ご自身は神奈川県音研をはじめ、関ブロの理事会等でも積極的に応援をいただいた。しかしながら、総論は理解を得たが、各論となると説明不足等もあり実現できなかった。

その間、市村先生とは目前の子どものこと、教育界の展望、音楽科の将来・・・・いろいろとお話しをした。第ニ?の人生というか”夢”を伺ったこともあった。”アジアの子どもに音楽を・・・!!”といった趣旨であっように思う。

その後も時折、”ジジ君覗いています・・・ホームページ立ち上げの勉強中です・・・。”のやりとりはしていたが・・・。
それが、今回の「ミンガラーの風」を知ることになった。活動されて3年目とある。”スゴイ!!・・・・言葉がでない

早速電話した。活動の一つが、現地校(ミャンマー)で音楽を教えること。といっても机・椅子もない。当然楽器はあるわけも無い。時には、笛1本もってアポ無しで現地の村や学校を尋ねることもあるとか・・。でも、突然の訪問にもみんなとっても歓迎してくれる。また、学校が休みのときに訪れた時には、先生や近所の人々が声をかけたちまち「市村音楽教室」になってしまうことも度々とか。
リコーダーの演奏は生まれて初めての子ども達。演奏を聴いた子ども達はビックリしたり、キラキラした瞳の輝きは感動の連続とか・・・。見よう見真似で吹き、音が出てビックリ!。そこでまたお互いに感動し・・・。簡単なメロディーでも吹けるものならその喜びぶりは大変なもの・・・。

市村先生は、”アジアの開発途上の国々の子どもたちに、希望のもてる明日が早く訪れることを祈りつつ「学校に行きたい」と願う子どもの心に寄り添う活動を続けていきます・・・。” 
と。

今回は、支援者の募金等で集めて購入した机・イス27組をミャンマーにあるタティカン小学校へ寄贈する。その寄贈式が9月27日に現地校で開催されるとのこと。
画像にある子ども達が吹いているリコーダーはアウロスリコーダー「トヤマ楽器(株)」の全面的なご協力をいただいているもの。他は全くのボランティア。顎・足ともに自己負担・・・・・・・。

改めて、先生の強い信念と活動の素晴らしさを実感した。「ミンガラーの風」を一枚一枚めくっていく度に、改めて、自戒することしきりである。と同時に、日本の「豊かさ」についてもいろいろ感じるところがあり、多少なり憂いているジジでもあります。

今回もこの夏の感動したことを紹介しました。一度、ジジから「ミンガラーの風」を覗いていただけたら幸いです。
                      2枚の画像は「ミンガラーの風」よりいただきました。
                     
                      
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     現地(ミャンマー)の子ども達と市村先生