2007年11月03日(月) ジジの音楽武者修行 スクールーオーケストラと そのヴァリエーション 〜先生方の熱意と使命感に感動〜 研究集会に参加して NO 109 |
左:栃木県の”栃音愛の会”(研究助成グループ)の授業研のワンシーンです。彼は地元の和太鼓サークルで活動しています。見事な演奏に日本の伝統文化の素晴らしさに圧倒させた感がしました。ある種の精神性の極みすら感じました。考えるに日本の文化には”・・・流”とか”・・・道”があります。単なる”チャンバラゴッコ”か”剣道”かの違いはどこにあるのでしょうか・・・・。この本筋を知っているかの有無で授業は”活動あって学習なし”になるか、真からの学びになるか極めて極めて重要だと思います。
中:昭和記念公園の入り口付近です。紅葉も少し遅れ気味のようでした。でも銀杏のトンネルをくぐるのは気分爽快でした。
左:仙台の南材木町小学校の音楽集会(’05公開研究会より)の風景です。今は全国で公開研究会の真っ只中でしょう。音楽科への期待が益々求められる中、資質や指導力の向上は極めて重要だと思います。
3枚の画像は無手勝流のジジ的に勝手な思いで選びましたが・・・・・。
先日、ある研究集会に参加をする機会があった。音楽を含めて20数分科会の大規模な勉強会でる。音楽教育部会は小・中学校10人の先生が提案された。中学校を除いて大半が学級担任。学校規模も大規模校から全校60名という小規模校まで。
経験年数もベテランから若い先生方と幅広い。
研究協議はとても和やかな雰囲気で進められている。提案は個人や共同もあるが、どの資料をとっても今日に至る経過においてとても充実した研究がなされた内容であることが容易に読み取れた。つまり、一本の資料でも作成する過程で共同研究を通して十分に検討がなされ、かなり錬り込んだ内容になっていた。
内容も
・”小規模校や地域の特性を生かして「ふれあいの場」として音楽集会を立ち上げました。・・・”
・ 人権教育(文部科学省指定校)をチャンスととらえて積極的に生かして、”音楽を通して元気な学校づくり”もめざし異学年交流授業・合同合唱・運動会での表現組体操づくり(4〜6年)・リズムダンス(1〜3年)・・・児童会や音楽委員会などもフルに生かして頑張っています・・・。
・中学校ベテラン先生は、”まず、生徒達の歌う姿の素晴らしさを通して、先生方に歌声の素晴らしさをわかってもらうために全校音楽集会から入りました・・・。この生徒達の素晴らしい姿が私の授業です!!とアピールからはじめました・・・。
・”リズム遊びを取り入れた活動”については、リズム指導の基礎基本を改めてしっかり学びました。
・アジアの音楽鑑賞から”ケチャ”。さらにはボディパーカッションにまで・・・。ビデオで見る”ケチャ”は見事。特に胡座をかきノリノリで”チャ チャ!!”と一番気合が入っていたのが先生。だから、当然子どもたちも全員ノリノリ状態に拍手・・・・・・。
・”お囃子づくり”に挑戦し、ワークシートづくりなどで苦労しだがグループ発表ではなかなかいい調子(素朴な味)でアンサンブルができました・・・。
・”発達段階に応じた歌唱指導の工夫”では3校の先生が低・中・高学年と分担して「6年間を見通した」という視点での実践がありました。映像など効果的に活用した提案など・・・・・・。
(資料の一部から)
と、多岐にわたっている。
この会に参加して何よりも感心したのは2点。1点はすでに述べたようにレポートの内容が大変充実していること。
2点目は協議の雰囲気である。
参加されている先生方の研修意欲と言うか熱意。あるいは、使命感みたいな熱い想いを感じたことである。教室全体が”学びの場”としてとても魅力的な雰囲気を持っている。日頃の悩みをお互いに共有し合い、そこからみんなで何かを生み出していこうという空気をヒシヒシと感じる。
よって、発言もとても前向きで一言一言が素直にうなずけるし、納得するのである。質問や経験談の発表も含め全体としてとても具体的で素晴らしい。
休憩時と最後に「夢の世界」と「ビリーブ」を歌った。突然、指揮をお願いした5名の先生方も快く引き受けてくださった。歌う方は”指揮者に忠実に歌うこと・・・”の注文に集中し、指揮者の先生方は自分流の音楽をタップリ表現され素敵なハーモニーですべてが終わった。
ジジ的には、学校教育への様々な課題や期待がある中。今回の学びの場においては、些かの不安も感じなかった。素晴らしい先生方との出会いを通して・・・・。
お世話になりました。
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