2007年11月22日(木)
ジジの音楽武者修行
スクールーオーケストラと そのヴァリエーション
〜紅葉と白銀の中尊寺
チョッと得した、途中下車の旅〜
NO 111
盛岡に行く途中の話し。久々の東北。盛岡と言えば”どんと晴れ”の夏見ちゃんの世界。”ざしきわらし”にでも会えたら・・・・・。などとワクワク状態。
19日(月)東京発8時20分「やまびこ45号」。雲ひとつ無い晴天。大宮を過ぎると、左側に雪を頂いた富士山が見える。さすが”日本一の山”。 浅間山,榛名山、そして、那須の山並みも薄化粧。仙台を過ぎると近くの田んぼまでうっすらと積もっている。
”折角ですから、一関でチョット・・・”ということで途中下車。冬将軍が近づいてきているので・・・ということで、多少厚着はしているものの・・・。ホームの風は超寒い・・・!!予想外の光景にビックリ・・・。
南口は10cm位の積雪。急いでタクシーに乗り込み向かった先が、駅から約2Km近くの平泉中尊寺。
まずは腹ごしらえ・・・と駐車場近くの蕎麦屋に直行。
”雪が降るとは聞いていたけど、一夜にしてここまで降るとは思わなかった・・・でも、こっちじゃそう珍しいことではないですよ・・・それにしてもチョッとこれだけの雪は珍しい・・・”と、蕎麦茶と朝漬け風のおしんこ大盛り(お通し)を運んできたおばちゃんの話し。
まずは身体を温めるのが第一・・・とメニューを覗いていたら、後に来た男連中の客5名。”2階空いてる・・・ ”と尋ねると ”空いているけど、寒いですよ・・・・” ”大丈夫 2階にする・・”と上っていった。1分もしないうちに ”寒い 寒い・・!!下でいいよ・・”と。
新蕎麦につられて「ざる一枚」を注文。当然、
蕎麦といえば”日本酒”とは江戸時代から相場が決まっている。銘酒”関山
を常温で一本。 この常温がポイント。 さすが”うまい・・・!!”
急な坂(月見坂)を上って行き、左側の見晴らし台で休憩。遠くに北上川を望み白一色の世界。また、足を進めると右に中尊寺本堂を眺めながら、奥に進む・・・。
”エ〜〜 きれい!!・・・。辺り一面見事な紅葉と雪の世界が広がっているではないか・・・!!。声がでない。経蔵(重文)前の、真紅に色づいた「いろはもみじ」の葉に乗っかった綿帽子のような真っ白な雪。その下は、降り積もった雪の中に、真っ赤な葉がうっすらと浮かんで見えるのも、なかなか風情があってグッドである。
荘厳な金色堂(国宝)の歴史と建立された願い等の説明(スピーカー)に”スゴイナ・・・!!”と感動しながら外に出た。
”夏草や 兵どもが 夢の跡”(松尾芭蕉)の歌碑を見ながら、また、しばらく紅葉と銀世界を満喫しながらユックリ時を過ごした。
帰りのタクシーで運転手さんに尋ねた?。 ”遠野村は遠いでしょうね・・・・” ”ここからは結構あるね・・・。遠野は観光バスで行くところじゃないね・・・電車か車で行き、着いたらレンタル自転車で2日〜3日かけてゆっくり観るところだね・・・でないと遠野のよさは分からんね・・・・”とのこと。
ちなみに、盛岡に行って”どんと晴れの加賀美屋へ・・・”とは言わないでくださいとのこと。”エ!!” そうなんですか・・・・・。
今回せめてもの、「風の又三郎」が雪を降らせてくれたことにチョッとだけ民話に触れた想いで、再び盛岡に向かいました。
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