2008年8月31日(日) ジジの音楽武者修行 スクールーオーケストラと そのヴァリエーション 〜ドボ NO8”に熱中編・・・!! 素敵な感動をありがとう〜 NO 140 |
玄関を入ると、顧問の先先が出迎えてくださった。練習場は2階の視聴覚室。グランド側の窓には厚手の黒いカーテン。熱気ムンムン・・・・。
”こんにちわ・・こんちわ・・・”という声に迎えられ、指揮台に立つ。”よろしく御願いします・・!!”。いよいよ緊張が高まる。
部員の視線がやたら気になる。特に、鋭い目つきは直感的に反応してしまう・・・(職業病の名残でしょうか・・・・)。なるべく見ないようにスコアをペラペラめくる・・・・。チョッと心細い気さえする。
大昔、夏に長野で少年少女オーケストラを率いて合宿した時のこと。秋山和慶先生にレッスンを受けた。その時もとても緊張した。それは、自信のない指揮からくる不安感が特に強かったことからだが・・・・。
今回は、それとはチョッと違う。余り面識のない彼らをどこまで引っ張って(・・イカン!!・・すでに、強烈な教師指導型による無手勝流が頭を・・!!・・・)まとめることができるか・・・・。ジジをどこまで受け入れてくれるのか・・・。
コンサートマスターが立ち、いよいよチューニング・・・。オーボエからコンマスに。コンマスから弦へと。5度の響き・・・・・。この瞬間がたまらない。"ア〜・・これが管弦楽だ〜!!”。この瞬間に先ほどの緊張はすでにフッ飛んでしまっている。
1年生と思われる部員達も先輩達に続いて音合わせをしていく。時々、先輩が耳を傾けチェックする。先輩自らチューニングして後輩に渡す。指を上下しながら”もう少し・・・”とピッチを合わせるなどなど・・・・。とても丁寧であり、ワクワクする瞬間。
曲は、冒頭のト短調(主調はト長調)の導入主題(17小節)。チェロとクラリネット、ホルンによって奏されるコラール風の主題。このト短調の主題の中で、第七音にFisの代わりへFを用いたふし廻し(3度下行)は特徴的なところ。アメリカ的(民族)要素として度々つかわれている技法。
主要主題はフルート独奏のたのしい旋律(18小節〜)。この旋律の終わりはピッコロに引き継がれ、その余韻はヴァイオリン・・・。主要主題のはずんだリズムが頂点に達してから、ビオラとチェロに・・・・・・と具合に展開していいく”ドボ NO8”。
いざ練習!!。
早速、冒頭の導入主題から。”・・・なかなか上手いチェロの音程もよい・・・”クラもホルンも薄味で被さり、いい調子・・・・・(歌い方は難あり)。”フルートの音色もきれいで音もよく飛ぶ・・・”ピッコロのピッチもグッド。22小節からの弦の音程もよし(ボーイングの工夫が必要・・・?)。チィンパニーの音色、ロール共に大変素晴らしい(クレッシェンドが早いのを除けば・・・・。27小節からの2小節は弦はテクニックに難があるが、その後の音楽のつくりは勢いがあり見事・・・!!(ただし38小節まで減衰感も感じさせないともっとグッド・・・)。などと・・・・。そして、最後までffのまま一気に通した。”結構 イイジャン・・!!”。まとまった演奏にビックリ。
ジジ自身も余りスコアを見ることもなく、よく音を聴きながら棒が振れたのが予想外・・・・???。
そこで、ジジから感想を一言。”全体としては、比較的まとまっている。ウマイ!!”ぼくが審査員だったら、特に弦の音程が気になる。全体にはメリハリが不足・・・・!!と書くでしょう。そして、”限られた時間だけど頑張ろう・・・・・”と添えた。
その後の練習は、故石黒一郎先生のお言葉である”子どもの音楽性を壊さないように・・!!”をまたまた破ってしまうことになった・・・・。(ただただ・・申し訳ない)
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