ヤット・・・!!恒例の第9が聴けた。
新橋からバスで赤坂アークヒルズに向かう。19時の開演。サントリーホール入り口の右側(テレビ朝日側)はイルミネーションがとっても綺麗。
会場は満席。和服やコザージュがとっても似合う方々もたくさん・・・。胸ポケットのチーフが素敵な初老?・・・方。年の瀬のコンサートといった雰囲気を感じる。
2階左のドリンクコーナーで「ザ・プレミアム、モルツ」(500円)を頂き、チョットお洒落な気分・・・。
各席はステージに向かって左側。丁度テレビカメラのすぐ側。無雑作に置いてあるリュックとハイビジョンカメラとのギャップを感じもしたが・・・。カメラマン(女性)の方もさすがコンサートだけあって一様黒で統一。スニーカーに、リュックから顔を覗かしているペットボトルのお茶もますますミスマッチに見えて面白い光景・・・・・。(仕事中なのに失礼しました・・・)
カメラマン(女性)の方のマエのスコア?をチョット覗いてみたが楽譜ではなかった。エクセルで表が数段あり、記号?が書いてあった・・・。そこで、図々しく質問?。
スコアは大体頭に入っているのですか・・・・。”イイエ!!。全然・・・。楽器の名前くらいはわかりますが・・・。すべて、ミキサー(プロデューサー?)からの指示です・・・・と。ヘー・・。ただただ驚き。
先ほどのビールも手伝って気分は最高!!。第9を聴くたびに思い出すのが大学時代のこと。
練習はほとんど欠席状態。
「Freu−de!」(A音)だけは自信をもって力強く歌える。それに、男性(なにせ音大は男が少ないもので・・・)であったことなどから、第9の演奏旅行に連れていってもらったこことが懐かしい。
そんなこともあって、" 第9を聴かないと年が越せないタイプのジジであります。
とは言うもののその実態とは・・・・。チャイムが鳴る。イザ始まり始まり・・・・。
第一楽章
547小節を持つきわめて大規模な四部構成のソナタ形式。第一部(提示部)1〜158小節。
ホルンの5度のハーモニーに第2・チェロの6連符の刻み。3小節目のアウフタクトで入る、第1ヴァイオリンのE音とA音の完全5度・・・・・・。21小節から随所に出てくる付点八部音符が余り重くなくよどみなく流れていくのがとっても気に入った。
469小節からのホルン(dolce)もさすが・・・・。(大学時代はここのところにくるとハラハラして聴いていたものだから・・・ついつい・・・)。
第2楽章
ここでの?。195小節からのTimpの付点四分・八分・四分音符(タン タタン)を5回繰り返す。最初から4個まではFで,5個めはdimと書いてあるのだが・・・・。今回はdimも、Fで演奏していたのが新鮮?驚き?・・・。
第3楽章
この楽章は一番好きな楽章。天にでも昇る気持ちでいつも聴いている。この楽章になると時折今年一年間の様々な思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡るときがある。
第4楽章(フィナーレ)
初めて聴いた楽器の選択。
第五部 Allrgro assai vivace Alla Maria331小節〜のこと。Triangolo・Piatti・そして、Gran,Tamburo
が演奏するところ。Gran,Tamburoは通常(ジジの狭い範囲だが・・・)は大太鼓だったが、今回は中太鼓?(肩から吊るした)である。「アルルの女」のファランドールの音色に似ている。
Alla Maria(行進曲風)ということを考えると、”これってOK・・・!! むしろベートベンのイメージはもしかして・・・・・。などと素人の勝手な思いであるが・・・。
冒頭のアルト・テノール・バリトンのCOROの部分では「Dei−ne Zau−der bin−derwieder,was die Mo−de・・・・・」もアルトのパートを堂々を歌う始末。
それにはチャンとした訳がある。大変困ったことに、ジジ(一様テノール)の右隣がアルト。これがジジにとっては最悪・・・。左はテノール・・・。2つのパートに挟まれて戸惑うことしきりでした。
最悪なのは、歌詞も十分には憶えていなかったこと・・・・。よって、なんとなく雰囲気で歌っていたのである。大体が口パク状態。
それでも、東京(日比谷公会堂)から静岡までの演奏旅行にいってしまったのだから・・・。怖い話です。
なにはともあれ、今年も第9が聴けたことの幸せを感じた。
とどめは、これまた恒例の新橋駅地下でのホッピーを一杯いただき、快速グリーン車でちょっと贅沢な気分で家路についたジジでした。
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2008年12月29日(月) ジジの音楽武者修行 スクールーオーケストラと そのヴァリエーション 〜恒例の第9から・・・・〜 NO 150 |
サントリーホール