2009年06月08日(月)
        ジジの音楽武者修行
     
      スクールーオーケストラと そのヴァリエーション
                 
                 
 ”またまた幸せ者のジジです”
                            
教師冥利編
                        
            
       NO 171
昔はVioloncello、Hornの名演奏家、今はそれぞれ重責を担って頑張っている素敵な仲間です。

プロフィール(左から)
・T君(Violoncello)東京某病院循環器科医長
・M君(Violoncello)某市企画総務課長

・Tさん(Horn)「セビリアの理髪師」ソロの名演は
    記憶に新しい。
・チョット背がチジンだ後期高齢者
・S君(Horn)大手ファイル会社環境推進室長
・K君(Violoncello)株・洋紙会社代表取締社長

それは一通のメールに始まる。”ご無沙汰しています。お元気ですか・・・ 先生憶えていますか・・・朋直ですけど・・・。”  ”・・・ホルンだろう・・・。
”久々に集まって一杯やりますので、先生どうですか・・・・”との誘い。即OK!!。で実現した次第。

最高齢50歳から若者43歳までの5人と後期高齢者一人。紅一点のTさん(ホルン・通称 さつこ)とは32年ぶり。今回は幅広い年齢層からなるパート別(Violoncello・Horn)集会。会った瞬間から中学時代にタイムスリップできてしまうのが不思議・・・・。
決まって引き合いに出されるのが、ジジの強烈な無手勝流指導?の数々・・・・。イヤイヤ・・・この話になるとチョット胸が痛む・・・。すまないと思う・・・。・・・世が世だったら・・・先生はとっくに・・・・ですよ”と。”ジジも全く弁解の余地がない。でも、最後はみんなの思いやりで”いい時代だったですね”。で収めてくれるのである。

それにしても、30数年前のことをよく憶えているものだ。
若い社長さんはウィーン演奏メンバーで最年少の中学2年生(見張り番の一人)K君。連日、月月火水木金金+特別練習。夜練習(サンドイッチやおにぎり付き)と超加熱した日々。

時折、ジジが息抜きに出かけるのを見逃さない彼等。見張り番をつけてホーキなどでボール遊びをするのが彼らの楽しみの一つだったようだ・・・。その時、女の子は何をしていたか未だに謎・・・・。見張り番が”先生は帰ってきたぞ・・・!!”との合図で、即真面目?な態度に変身・・・・。

Tさんから”パートによっては少ない人数で済む楽器もあるが?どうやって決めるのか・・・”と。この類のQは良くある。選曲にも関わる重要なこと。
基本的(ジジ無手勝流パート決め)に、特に木管は気が強い人(スミマセン)。だって、大勢を相手にソロで演奏する。しかも、音楽性そのものが問われるわけだから・・・。仮に上手く演奏できなかったなら、その演奏全体が駄目になってしまう可能性をいつも抱えているメンバー。だから、それなりに余ほど芯がしっかりし、人一倍努力家・・・(チョッと褒めすぎかな・・・他のメンバーが怒っている顔が怖い

一箱買いのバンドレンのリードを眺めながら”今回も一本も気に入ったのがない・・・!!”と嘆いているKlarinette。教室でセッセッとリード削りをしている孤独なOboeを何人も見た。・・・・このほかにも、もくもくと練習に励んでいる仲間がたくさんいた。

Hornはアンサンブルの要。音は出しやすい反面、多彩な音色や、繊細な感覚は音楽全体に極めて重要。当時の序曲「セビリアの理髪師」はご承知の超難しいソロもある。大丈夫かな・・・?と思ったが、多少?気の強い彼女なら・・・。これも選曲理由の一つにしたのは確か。思った通り彼女もすばらしい演奏をしてくれた一人。

6小節目からのOboeの#G〜A〜#Aから、espress’のメロディーとHorn9小節目からの動きは最初のポイント・・・・。随所に出てくるソロだけでなく、弦においても高度なテクニック102小節からのViolineTスピッカート奏法等や軽快でしかも透明な音色が要求される金管・・・・。スコアを見ていると当時の素敵な仲間の顔がたくさん浮んでくる。そして彼等がどんなに厳しい気持ちで演奏に臨んでいたかを仲間はよく知っている。

こうやって話し始めると”私の苦労も忘れている・・・まったくも〜う!!・・・と声が益々大きくなりそうなのでこの辺で・・・・・ もちろん、当時のメンバーの名誉のために申し上げておきますが・・・
CD(田久保氏編集作成)を聴きながら、みな凄いメンバーばかりだった。よくぞここまで立派に演奏したものだと驚いている次第である。この続きはまたにします。
                                         素敵な時間をありがとう。

                      
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