2011年11月10日(木) 〜受け継がれるもの〜 最終章への足跡A NO 281 |
平成23年度第55回 全国学校合奏コンクール千葉県大会 習志野市立第一中学校 管弦楽 指揮:横平佳子 演奏曲:喜歌劇「こうもり」序曲 |
・横平先生はまず、演奏技術の前に、”人としてあり様”。次に音への厳しい追求て定評がある。全国大会入賞の実績をもつ素晴らしい先生。
・冒頭は賑やかに始まる。透明な響きとアンサンブルの見事さにまずビックり。13からアイゼンシュタインがロザリンを問責する場面の歌。Obも綺麗。Flと1Vnと引き継がれ流れもよい。47からの問答する音楽もClとObの二重奏(1Vnもかぶる)も音色の甘味で素晴らしい。69からの1Vnの歌い方も素敵。122からの舞踏会の最後の場面。4小節のアッチレをかけながら、126からの流れは”呼吸”と”間”といい、ウィーナワルツの雰囲気が全開。166小節も賑やかな合唱も伸び伸びとした表現で鳥肌が立った。FgのH音に引き続き201のロザリンデの歌。ObからチェロとClと甘い香りが漂ってくれ名演奏。227からの一変して曲調を見事に捉えて表現にただただ驚きの連続である。後半の再現から華やかな終結の細部に至るまで、”ブラボー・・・!!”の一言に尽きる。
この曲は過去にも思いで深いだけに、当時を重ねながら胸にこみ上げてくるものを感じた。
冒頭に触れたように、横平先生の指導感と場頑張った素晴らしい彼等の集大成である見事な演奏だった。
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