2011年11月16日(水)
                    〜
熱意に感動した研究集会〜
                    子どもたちの笑顔が浮びました         
                                
 
                                            NO 282

・松雲山にて(新潟県)
2007年11月に訪れた時は、新潟中越沖地震(7月16日)で柏崎崎刈羽原発1号機も被害があり大騒ぎになった。そして、今度は福島で・・・。

・研究会シーズン真只中。その中の一つを紹介します。音楽教育部会をはじめ全部で25部会の大規模な研究集会。縁あってここ数年一緒に勉強し、先生方のパワーに刺激を受けている。音楽教育部会では11本のレポートが提案。中学校を除いて概ね学級担任。全校児童84名の小規模校から大規模校まで。個人から共同研究と幅広い実践が報告される。
研究主題から仮説・研究内容と研究のまとめ。そして、それらを裏付ける資料等、研究の組み立てがとてもしっかりしている。特に、資料編が大変充実しているのは説得力があり、大変素晴らしい。

・小学校では、学習指導要領完全実施の年。予想通りに「音楽づくり」「創作」に「鑑賞」をテーマにしたものが多かった。もちろん、「主体的に音楽を学ぶ喜びを味わう指導法の工夫」等もあり、幅広い視点からの熱心な取り組みの提案や協議された。

◇概要
過去に「頭声的発声」といえば、全国的に裏声的、弱声的な歌声が多く聴かれた。「つくって表現」となると教室中がオモチャ箱をひっくり返したような騒音状態・・・といったことは1〜2年続く。しかし、賢明な先生は実践を重ねながら授業改善に努め、一段とねらいにそって充実した授業を展開していく・、・。といった傾向が多かった。よって、今回も・・・かな・・・と予想していたが。

・「音楽づくり」「創作」については、趣旨にそってねらいが明確に押さえられている。「共通事項」を教えるのでなく・・・・”と懸念されていたが、心配はいらなかった。方向性がしっかり押さえられて素晴らしい。
・「鑑賞」についても積極的提案が多かったのも大変うれしい。「学び」が明確であり、手立てが具体的で内容の濃い協議がなされた。
・「ICT」(Informaction and comnication Techlogg)のレポート(学級担任レポート)も大変興味があった。「電子黒板」から「デジタル教科書」等のメディア活用についても近々迫りくる情報としても勉強になった。

◇魅力
・多忙な日々。これらの環境の中で自ら、この研究集会に参加をし勉強しようという積極的な気持がとっても嬉しい。ましてや、個人や共同研究として中味の濃いレポートを作成された先生方の熱意には毎回ビックリする。概要でも触れたが、学習指導要領の趣旨に沿った内容から推察するに、移行期を含めて先行的に実践していた証だと痛感した。先生方の後ろにいる子ども達の笑顔が浮んでくる素晴らしい研究集会でした。

                   
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