2012年8月19(土)
                〜 ・・・それは,指揮が悪いの・・・!” 〜

                      
                                        NO 315

・鷲羽山(岡山県)からの日の出

・オリンピック選手からは”・・・まず、支えてくださった方々へ感謝したいです”。人と人とのつながり”絆”の話がたくさん聞けました。ある意味当たり前のように思いますが、新鮮というか感動したのはジジだけでしょうか。

・今年のNコン課題曲も難曲で閉口した。全体に中音域の流れが多い。特にアルトパートは低く、響きを保ちながら歌詞をのせていく。モゴモゴしてしまう。楽譜と歌詞だけの2通りの拡大譜にアナリーゼの書き込みでグチャグチャ状態。自分の楽譜も同様・・何がなんだか・・・・。部分的に時間をけて練習。”ま〜いいか・・・!”と通すと、”さっき練習したのワ・・?!”の状態のくり返しの日々。

・前田美子先生(合唱指導者)に”うまくいかないのですが・・・・”と尋ねた。その中から2つ。
Q1言葉がどうも立たないのですが・・・。
中音域で響きをつくりながらクリアな発音したいのだが難かしい。特に、は行・さ行はいつものこと。”さっきまで・・・ひかり・・・から。また、”あめあがり・・・”の”あ”の扱い等々。確かに「は行・さ行は準備を早くする・・・」とは意識しその時はできるが、フレーズとして表現すると駄目。

☆先生からのアドヴァイス
ひらがなで練習していない。漢字で練習して御覧なさい”。ピーンと来た。早速、拡大譜に漢字を書き込んだ。”な〜るほど”。
富澤裕先生から、”「母音」の中にも、「子音」と母音がある。例えは”あめあがり・・・”の「あ」の場合。子音の「あ」と母音の「あ」がある。”と伺ったことを思い出す。

Q2全音符から5拍半、8拍半・・・のばす。それも中音域でしかもクレシェエンドをかける。または、のばしながら最後にデクレッシェンドを。または、大きなクレシェエンドを・・・が随所に求められる。更には、アナリーゼに沿って細かなフレーズをつくるがフレーズがつながらない。フレーズの最後が減衰というか緩むんです。

☆厳しいアドヴァイスの一言”技術的なこともあるけれど・・・。それは指揮が悪いのよ。指揮がそこまで求めていない・・・指揮者が細かく指示してあげないと歌えない・・・”とおっしゃった。要は指揮者が楽曲分析をどれくらい深く読み取っているか。そこに自分の音楽をどのように重ねるか。それを子ども達にいかに伝えるか・・・。これがしっかりしていないと子ども達は歌えない・・・”と厳しい一言。

そういえば、習一中時代に恩師(故)石黒一郎先生に”君の指揮は彼等の音楽性を壊している・・!!”と怒られたのを思い出す。イヤハヤ今回もまた、先生方や子ども達からたくさん学びました。

追伸
・CDの真似をしようと思っていないでしょうね。参考に聴くのはいいけれど・・・。”自分はこう演奏する・・・!”という気持をもたないとね。
・コンクールも大事だけど、歌の楽しさをたくさん子たちに教えなさい・・・とおしゃった先生でした。

                 
 ▲トップヘ         ■バックヘ