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第45回 関東音楽教育研究会神奈川大会 実践報告::その1

期  日 平成15年11月7日(金)
大会主題 子どもたちの輝き〜音楽の楽しさや美しさを求めて〜
小学校研究テ−マ みがき合い、ひびき合う音楽活動をめざして
研究授業校 相模原市立鶴の台小学校
(音楽教育推進協議会"関東甲信越21世紀の会"研究助成校 14年・15年度)
校長 松本 徳孝 所在地 相模原市旭町24−5
電話 042−745−5611
学校概要 (学級数 24学級 児童数)820名
本校は相模原市の東部に位置し、駅から伸びる繁華街に隣接する住宅地にあり、 学区内では、高層住宅も多くなってきている。校庭の南側は小田急線の線路と 平行しているため電車の通過音が頻繁に聞こえる。
本校は外国籍児童や帰国児童も多いので、これまでに人権教育や国際教育の 研究を推進してきた。また、昨年度より全校音楽集会活動にも取り組みを始め 特色ある学校づくりを進めている。
研究主題 楽しく音楽とかかわり、生き生きと表現する子の育成

「音楽は世界の共通語」のくくりの中で、3分野で研究に取り組む。
・音楽科教育
・総合的な学習の時間に取り入れた国際教育
・音楽集会活動
研究授業の報告
第5学年の研究授業
授業者 相模原市立鶴の台小学校教諭 柴田 紀子(T1)
市村 杉生(T2)
題材名
「お祭りの音楽をつくろう」−お囃子の演奏を楽しもう−
題材目標
1.日本の民謡やお祭りの音楽に親しむ。
2.自分の担当する楽器にあったふしやリズムを工夫し、楽しく演奏する。


【本時の授業の様子】

1. 学習の雰囲気づくりをする。 
櫓太鼓と締太鼓で「相模囃子」を班ごとに演奏しました。


相模囃子の演奏

リズミカルに!力強く!

なかなかそろってます


2.本時の学習のめあてを知る。
自分たちの班のめあてを確認するために、リ−ダ−が説明をしました。


「お囃子づくり」の構想です

こんなイメージでどうかな

めあてを確認しましょう


3.2班ずつ組になり発表し合う。
互いの演奏を聴き、意見交換をしました。
友だちのアドバイスをもとに表現の工夫をしました。



こうしたらどうかな?

なかなかいいね


4.いくつかの班が発表する。
   2つの班がアドバイスを生かして演奏することができました。



打合わせをしっかり

さあ!お囃子の演奏だ!

がんばってるね

 

【授業者の自評】
本校の5年生は、総合的な学習で、「米作り」に取り組ました。その過程で「日本の 文化を伝えたい」という気持ちが子ども達の中に芽生えてきました。音楽の授業での和太鼓の練習や「相模龍王太鼓」との交流などで、子ども達の和太鼓に対する興味・関心が高まり、自分たちで和太鼓を演奏したいという声が聞かれるようになりました。
その気持ちが本題材の「お祭りの音楽をつくろう」につながり、子ども達は意欲的にお囃子づくりに取り組みました。本時の授業は6時間扱いの中の5時間目でした。
自分たちがどのようなイメ−ジをもってお囃子をつくったかを明確にし、互いに聴き合い、アドバイスし合う、という練り合いの場面を観ていただきました。
まだ、完成していない班が多かったのですが、互いに見合うことで自分たちの課題がつかめ、次時のまとめではどの班も自信を持って自分たちのつくったお囃子を演奏することができました。