2009年07月20日(月) ジジの音楽武者修行 ”カサブタ”練習の怖さ 〜富澤 裕先生に学ぶ〜 NO 175 |
サー1回通して歌ってみよう・・・・。”ここからいちばん とおいところ”を歌う。歌い終わった途端
富澤先生から一言。”今 自分が歌った点数は何点・・・100点の人 ゼロ。95点3名、90点7名、85点10名、80点・・・。 そう 大体 75点位までには全員が入っているようだね・・・。
続いてのQ”みんなは自分で点数を付けたけれど、どこが足りなくて100点になれなかったか分かるよね・・・。 じゃーもう一回通して歌うぞ。その時に、何故100点が取れなかったかを考えて、歌ってみよう・・・。 そして再び、”ここからいちばん とおいところ”を歌う。
歌い終わって再び質問。”100点の人 7〜8名 95点の人13名・・・・。”今度は85点までに大体が手をあげた。一回目より遥かに上達した。
そこで先生から。”みんなは2回歌ったけど、僕は君達に何も教えていないよ・・・!!。どうして100点にならなかったかを考えなさい。とは言ったけど・・・どうして上手く歌えたの・・・?!。
”先生は100点にならなかった訳が分かったいるのは君達。その君達が考えて100点になろうと集中して歌ったから1回目より2回目が上手く歌えたんだよ・・・!!。
つまり、先生が”こう歌いなさい”と言われるから歌う。といった悪い練習を重ねていると、悪い練習のカサブタが身体全体に染み付いちゃうよ・・・・!!。そのカサブタは一度染み付いたら取れにくいからね・・・。と話された。
”そうだよな〜 分かっているようで、見落としてしまうことにハッとした。ついつい教師指導型でグイグイ練習をする。ただ雰囲気だけで”ア〜ダ コ〜ダ・・・の連発。歌詞の大事さを話しながら、意味深いメッセージを理解しきれていない。ただ表面的な雰囲気だけで曲づくりに走ってしまう・・・。
先生の高い専門性は当然であるが、実態に応じて的確にしかも柔軟に教えてくださる。ボキャブラリーも大変豊富でとて分かりやすい。身体表現を加えるながらイメージをドンドン膨らませていく。とっても楽しい。笑顔一杯で”ハイ”と言う声も明るい。
限られた時間のレッスンであったが、先生の指導で確実にステップアップした子ども達。合唱の楽しさを一層実感し、とても満足している。もちろん顧問の先生方のご苦労の上に今回の成果があるのは言うまでもないが・・・・。
ジジ自身も先生との出会いにより”目から鱗”の発見がたくさんあった。と当時に、昔を振り返ると恥ずかしい限りである。
ジジから子ども達へのメッセージ
富澤先生とお会いすることは2度とないでしょうが、富澤先生の作品に会うことは今後たくさんあるでしょう・・・。すばらしい先生とお会いできてよかったね・・!!。
握手握手・・・・。なかなか帰してもらえない富澤先生。