2011年10月24日(月) 〜可能性の素晴らしさに感動 〜 NO 279 |
平成23年度第55回全国学校学校コンクール千葉県大会 指揮:野田岳志 演奏曲:交響曲第5番 より第4楽章 P.チャイコフスキー作曲 |
千葉県習志野市立第六中学校管弦楽部
顧問:小松崎志津子 野田岳志
部員66名
・師匠(故石黒一郎先生「千葉大名誉教授」)に度々言われたこと・・・”テンポが速くなる・・・君が子ども達の演奏をダメにしている・・・!!”と。この年になってわかること。野田チャン(熱血の名指揮)の音楽にもその気配を感じる。ついつい想いが募り熱い指揮になる・・・演奏者のテクニックも考えず・・・。と、経験から感じることもチョッとある。
・彼らに言った。”熱狂型の指揮になっても、絶対に冷静に・・・管は弦をの音色に気をつけて・・・”などと裏チェックをいれていたが・・・。
・イザ本番。序奏部「運命の動機」ビックリ。”エ・・・何にこれ・・G音のユニゾンのピッチから豊かな響きといい、アナリーゼがしっかりした8小節のモテーィフの表現の見事さに度肝も抜かされた。当然、57小節まで流れも文句なし。”・・・どうしたの・・・”と疑った。
・58小節からの第一主題。アーティキュレーションもクリアで決して急がない。音色も良し。第二主題は彼等が得意なところ。ただし、タカタカの八分音符がくずれてしまうが難点。特に木管は鳴りが悪い。弦とて、C音で弓を使い過ぎ?かタカタカが痩せてします。ところが、そうでない。おずれもクリアに演奏している。
・展開部(202)に入っても、第一主題の骨格が崩れない。切れ味がとてもよい。
・再現部でも、テンポ感を失わず、しかも伸びやかさとメリハリのある対比的な表現が素晴らしい。
・終結部。輝かしい凱旋を感じさせる力強く堂々とした演奏。管と弦との見事な融合に鳥肌が立った。
・”ブラボウー”拍手が鳴り止まない・・・。袖に帰ってきた彼等は涙していた。勿論、野田チャンも満足の笑顔。歴史の残る名演奏だと確信した。
・素晴らしい可能性をもった彼等、指揮の野田先生、それに、多感な彼等の生徒指導から、トレナーとしても裏方で支えてくれた小松崎先生。三者のトラアングルが見事に花咲いた結果に感動yした。